平成13年12月18日。
 
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一応、年内授業が全部終わったので
紅茶で乾杯してきました。

1人でお茶をするのも好きですが、
お友達とお茶をするのも好きだなぁと、
お友達のケーキを奪いたおしながら思いました。

お茶が終わって日が暮れて、お友達と別れる時
「ばいばい。」という言葉に、
「良いお年を」という言葉を足すと、
ちょっとだけもの悲しいなぁと思ってみました。

そんなほやほやしながら帰る道の中に、
小さな公園があります。

どのくらい小さな公園かというと、
・・・・砂場が無いくらいの小ささです。

何でこんな所に公園を作ったんだろう?
という公園には、やっぱり小さなブランコがあります。

流行りの車のチューブを切ったみたいなブランコではなく、
本当にむかしっからあるブランコが1つと、
すべり台が1つ、
そしてベンチが1つあるだけの小さな小さな公園です。

今日は、その公園の中に入ってみたくなりました。

どうせ寄らずに帰っても、お夕飯はまだ後です。

人が一人も居ない中、
かえるが1匹居る公園。

ブランコに座って、こきこきとこぎつつ
ぽんやりと人生を考えてみました。

お玉じゃくしだった時の事。
足がちょっと生えてきた時の事。
尻尾が自分一匹だけ残ってて、いじめられた時の事。

一瞬、お玉じゃくしだった時が1番幸せだったのに・・・

と思いつつ、悲しくなったりもしましたが
いじめられても凹んでも、きちんと歩けた今のかえるが
実は1番良いのでは?

と思えてきました。


ぶらんこ、こきこきこぎながら
自分の半生考えるって、
ちょっとだけ間抜けで、ちょっとだけ面白かったのです。

ほんのすこしでも、現状が1番好きだなぁっと思えて帰る道は
ちょっとだけ幸せ風味でした。
      
 
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