平成14年4月4日。
 
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女の子が綺麗なのは、綺麗になる努力をしているからだと思います。
というのを、美容院でしみじみと考えていたかえるです。

自分の家とは違うシャンプーの香りにぽんやりしながら、
髪を切ってくれる人に「こんなんになりたい」と伝え、切り揃えてもらう。
重い髪の毛をしゃきしゃきと切ってもらっていると、なんだか心まで軽くなった気がします。

階段を降りている最中にためてしまったのか、
混んだ電車の中にためてしまったのか、
いつどこでたまったか分からない心のおり。
気がつかないうちに溜まるおりは、心をちょっとだけくすませます。

冬の間溜まった、そして前の美容院から知らず知らずに溜まっている心のおり。
ぱさぱさと髪の毛を切られていくと、そのおりがふんわりと無くなる気がします。

髪の毛におりが溜まるわけではない。
知っていても、頭が軽くなるとそのおりが無くなる気がするのです。

髪の毛が綺麗になると、ちょっとだけ綺麗なお洋服と綺麗な色のお化粧、
そして背をきちんと伸ばした自分がほしくなるのはかえるだけでしょうか?

髪を切ることで出来る、心のリフレッシュ。
そして、ちょっとだけ叶う「綺麗な私」

何だかいらいらして仕方がない人は、シャンプーをしてもらってはどうでしょう?
ちょっと幸せになります。


けれども、風の日に切っては駄目です。
数秒で綺麗な自分が無くなります。
 
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