平成14年4月7日。
 
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学生さん特有の考え方ですね、といわれればそれまでなのですが、
「発芽を待つ時期」をいうのが有っても良いのでは?と考えるときがあります。

絵を描くのでも、文章を書くのでも、プログラムをかくのでも、
その「事」を学んでから、何か「こうすれば良い」という道が見えるまで
うだうだ煮詰まるときがあると思います。

周りから見たら、何も考えていないように見える時間。
したいことから離れて、他のものに夢中になってみたり、夜中までふちふちと考えてみたり、
時々「あんなにやりたい事があるっていったのに、何で遊んでいるの?」と言われて、
言い返せなくって、むしょうにへこんだりして・・・。

けれども、その時間が人を育てるのでは?と思います。
世の中には、そんな時間なんか知らないよーという人も居るみたいですが、
人には見せずに努力していたり、無意識に考えていることがあるみたいです。
「あの人はいいなー。すごくて。それに比べて・・・。」と落ち込む前に
「落ち込んでどん底を今知っている最中ー」と客観的に自分を見て、
駄目なら徹底的に落ち込んで、自分のふかーい深いところを見てはどうでしょうか。

きっと浮上するときが、「何か」が発芽する時期です。
煮詰まらないと、発芽できないときもあるのです。

駄目でも、朝には新しい自分が発芽します。
 
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