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人の幸せは、様々なところに散らばっているのに、
本当に欲しい幸せがもらえなくなると、あっという間に他の幸せも蹴散らして
「私の幸せは、1つしかないの」と1つの幸せに固執するのだなぁ・・・
と途方にくれていたかえるです、こんばんは。
お茶を入れるときに、きちんと食器を温められる余裕がある幸せ。
小さなお茶菓子がきちんと分配できる幸せ。
ちょこちょこ覗いていたお店に、自分で買える範囲の綺麗なものを見つけたときの幸せ。
それを誰にも気づかれないようにこっそりと買った時の幸せ。
人の幸せは、かえるがちょっと考えただけでも沢山たくさんあるのに、
自分が1番欲しいと思う幸せが手に入らないと感じただけで、他の幸せは色あせてしまって
悲しくて仕方が無い・・・という状態になるのは何故なのでしょう?
1番の幸せが手に入らなくても、他の幸せはけして色あせないとかえるは思うのです。
もしかしたら、全部の幸せを手に入れても1番の幸せには手が届かないかもしれません。
・・・。
でも、だからこそかえるは小さな幸せを沢山手に入れたのかもしれません。
もし欲してしまい、けれどもけして手に入れられない「幸せ」ならば
最初から自分から欲さなければ良い。
だから、代わりの小さな幸せをたくさんたくさん抱きしめて
「かえるはこれが欲しいの、1番は知らないの」
と知らんぷりしているのかもしれません。
けれども、かえるは気がついています。
それが本当に幸せではないと言う事実に。
欲しがって、色々なものを振り捨てるほど欲しがって、
でもきちんと「物事の失恋」をした方が良いという事を、人も気がついています。
ただただ、勇気が無いのです。
「モノゴトの失恋」をしても、笑って歩いていく勇気が足りないのです。
小さな勇気を貯めるのも、貯める時間とタイミングが必要です。
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