平成14年7月16日。
 
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朝、起きると全力で雨が横殴りで降っていました。
・・・。
とりあえず、もう一度寝てみました。
良く考えたら明日からテストですが、深く考えてはいけません。
気圧が低いときに動くなんて、かえるにとっては自殺行為です。

と言うわけでお昼過ぎに、ようやく気圧が元に戻ってきたので、
今日は人様と一緒に明日のテストの内容をさらおうと、お出かけしてきました。

60分ぐらいで、全部の課題を無言で終わらせる2人。

以後、4時間ぐらいひたすら話したおす2人。

お夕飯を食べながら、更に話したおす2人。


基本的には、人からの相談内容は他人には話さないという事を徹底している2人組なのですが、
時々、たがが外れたかのように、「人の話を聞いて、こう思った。」
というタイプのひたすら怪しい愚痴の応酬を仕掛けます。

愚痴とちょっとの計算式と、ちょっとの背景を知っていたらもしかしたら分かってしまうような
気持ちの行方と・・・。

それでもお互いに全然知らない振りをして、お互い、たくさんの「切ない話」をしてきました。

気持ちがどこかへいく話は、やっぱりつらいなぁと思いますし、
気持ちを押さえすぎてしまったが為に、他の気持ちも見失った話は、切ないなぁとしか言えません。

本人を知っていたら、そして知っていなくても、本来は絶対に話してはいけない話の数々。

ただ、相談を受けた内容を、自分の気持ちというのを元に
ほんのちょっとだけぐるぐると混ぜてしまってから、綺麗に色付け、丸くまるーく出来たのであれば、

「人がね、悲しいと、泣いたの」

とポツリと言う事もありなのかなぁと思った4時間でした。

自分の過去を、人のモノとして話すのもありだし、

他人の未来を、人の過去としていうのもあり。

性別も、年齢も、職業も、そして、そのときの感情さえも、忘れてあげられるなら幾らでも・・・。

でも、かえるもその子も、時々はこっそりと人の気持ちを上手く受け入れられずに吐き出すのです。


ぽいって。


誰にも迷惑かからないように、時には相手にも聞こえないように、
そして、お互い、それを悪いとは思わないように、

こっそりこっそりと、捨ててしまうのです。

自分の器以上のモノは、かえるにだって受け入れられません。

辛い時だって、あるのです。

かえるだって、そして、「誰か」だって、人ですから。

人は、弱いものなのです。
      
 
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