平成14年8月17日。
 
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気圧の変動でぐっちょりとしているのすら気が付かずに、
眠いなぁ、くったりするなぁ、熱が引かないなぁと思いながらも
のろのろと生活していたら、台風が近づいてきている事をさっき知りました。
最近、本当にテレビ・ラジオと疎遠になっていたので、
日常生活レベルで陸の孤島に住んでいるかえるです、こんばんは。

実は、「かえるのお仕事は、お茶を淹れるだけなの」ということもありますが、
お休みの時は、昼頃から夕方までごろごろとしながらも、一応お仕事らしきものを
しています。

内容は上手にいう事が出来ないので、「愉快な仕事」としか言えないのですが、
かえるのこのお仕事、紙にまとめたり、何か形になるというものではなく、
どっちかというと、「言葉と気持ちのずれを出来るだけ減らして、相手に橋渡しをする」
という、やっぱり言葉にならない愉快なお仕事です。
「気持ちと言葉のお仕事」と思ってくだされば幸いです。

ヒトが2人居れば、やっぱりどんな言葉でも「言葉の前提条件」というモノが
違うわけで、片方の方が何気なく使っている言葉であっても、もしかしたら
言われた方は「本気で腹が立つ」ぐらい苦手な言葉だったりする事があると思うのです。

少なくとも、その「前提条件」を両方の方から聞き出して、出来るだけ平らにした
後に、両者に伝えるというお仕事をしている以上、どんなに「そんなことないよ」
といわれてても、かえるにはあるだろうなぁ・・・と思うのです。

誰でも持っている「気持ちの前提条件」。
でも、今まで生きてきた環境は皆違うと頭ではわかっていても、
全く同じ環境で生きてきた兄弟でさえ、考え方が違うと分かっていても、
つい「自分の前提条件」だけで「相手の言葉」を測ってしまいがちですし、
そして、相手も「自分の前提条件」だけで「言われた言葉」を測りがちです。

もし、それが「好きではない言葉」だったら、けして相容れない「常識」という
一見もっともらしい、けど、住んでいる・考え方によっては全くかわってしまう
「自分の周りではこれが正しいので、貴方も従ったほうが良いと思うよ」という
理論で、周囲を全力で決め付けたらどうでしょうか?

絵日記は絵と日記が同じくらいで、なおかつクレヨン画というのが「常識」だから、
それ以外のかえるの絵日記は、絵日記ではないの!!と決め付けられたら、
かえるはとっても悲しくなります。
かえるがこつこつとしてきたものは、何だったんだろうなぁ・・・と
お部屋の隅っこで考える事しか出来ません。
かえるはやっぱり、そんなのは嫌だなぁと思います。

「そんな考えもある」「けど、こんな考えもある」けど、最終的に決めるのは
それに直面している人だけで。
そして、自分が今住んでいる環境とその周辺では「何が一般的か?」という事と
自分が考えている事とを擦りあわすことが「常識」になるのではないかなぁ
とかえるは思っています。

ちなみに、どうしても「擦り合わせ」が出来ない場合もありまして、
その場合、「新しい理論が出来ている・・・・」と途方にくれるか、
「全力でため息をついた後、ついていけないなぁと年をとった自分を省みる」
か、「全力でその理論を潰しにかかるか」の3つぐらいなのです。

かえる的には、「新しい理論がある・・・。」と、
「若い方だなぁ・・・。」と見るのが何となく好みです。

戦っても仕方ないときは、相手の体力切れを狙わないと
無駄にこころだけが疲弊します。
もともと違いすぎて当たり前の「心の、気持ちの前提条件」。
出来るだけ擦りあわす余裕がある人のほうが、かえるは大人だなぁと
毎回思うのです。
      
 
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