平成14年8月31日。
 
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久しぶりにぷらぷらとお出かけしていると、薄くて可愛いグラスを見つけました。
普段の生活圏内では、きっと「可愛いなー」という気持ちだけで、
買おうとまでは思わないモノなのですが、
「旅先」ということでつい、そのグラスを買ってしまいました。

小さなお花と、葉っぱの彫り物のしてある小さなグラス。

多分、生活必需品なんです!!と宣言してもなかなか納得してもらえないものなのですが、
かえるは時々、こういうものが無いと人生つまらないだろうなぁ…と思います。

人数分のお茶碗、お味噌汁碗等、必要最低限だけで生きていたら、
無駄の無いすっきりとした人生が送れるかもしれません。

でも、多分それだけです。

必要最低限のお皿しかなかったら、食事内容に合わせてお箸やお皿をかえる事も、
置きをかえて楽しむ事も、出来なさそうです。

それはなんだか寂しい気がするのです。

春には柔らかい色のお茶碗で春の訪れを。
夏には涼しげな色のコップで涼を。
秋には食べ物に色を譲って、静かに食卓を。
冬には暖かなモノを盛った時に映える食器を。

季節にあわせて食器をかえられると、こんな感じで楽しそうですし、
また、食器は別に食器という用途だけで終わらせてしまっては、つまらないと思うのです。

今回買った小さなコップ。
普通に氷を砕いていれてお酒を飲むのも十分に楽しいですが、
お水を入れて緑や小さなお花を入れても良いですし、
砂を入れて、貝殻を入れるものにしても可愛いです。

ある意味なんでもそうですが、固定概念や必要最低限だけでは
世の中楽しくないなぁ・・・とかえるは思うのです。

最低限の必需品だけで動いていたら、きっとそのうち心もすかすかです。
だからこんなに世の中「無駄で綺麗なもの」であふれてます。
      
 
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