平成14年9月5日。
 
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目がさめると、あんなに蒼くて、そして近くにあった空が
薄く、そして高いところにあがっていました。
風、そして青空に季節のうつろいを感じているかえるです。
…寝込んでいるので、空は数十センチしか見えていないことは秘密です。

と、ぽんやりしながら寝込んでいると、電話を一本頂きました。
曰く、「菊の節句の料理の仕込みが出来たから、食べにおいで。」。

こんな体力の無い時に、大量の和食を食べるのはどうかなぁ?とは思ったのですが、
電話をしてくれたおじちゃんの、あまりにも上手に出来たんだよーっという声に、
「美味しいものが食べられるかもしれない。」
と思ったかえる、こっそりとお出かけしてきました。

全部のお皿に、菊の花びらを乗せてあったり、菊に見えるように細工がしてあったり、
更には、箸を入れないと分からないような仕掛けがしてあったりと、
「和食と人生添い遂げよう」と常日頃言っているおじちゃんらしく、
今回のご飯もただただ「おいしいなぁ」「幸せだなぁ」という、本当に美味しいご飯でした。

どんなにささくれた気持ちも、どんなに荒れた胃でも、
本当に美味しくて、幸せな気持ちで作られたご飯というもので、
ある程度癒されるのだなぁ・・・と、まったりと幸せについて考えてきました。

幸せを常に提供できる方のご飯は、心から本当に美味しいです。
かえるもそのご飯を食べる資格が本当にあるような人になりたいなぁ・・・と思いつつの帰宅の途でした。
      
 
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