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昔から、欲しくて仕方が無いものがあるのです。
毎年少しづつあつめてはいるのですが、それでも欲しいものは見つからなくて。
けれども我侭だと分っているので「それを下さいな」と言えなくて。
そんな事を毎年、この時期になると考えるかえるです。
こんばんは。

かえるの家は、毎年この時期になると集団でプレゼントを買占めに走ります。
下手をすると、マグカップ１つ、本１冊から嫌がらせのようにラッピングをし、
ツリーの下に積み上げて「私のほうがあなたの事を愛してる」ごっこをするからです。
１ヶ月ほど嫌がらせを続けると、大概ツリーの下が大変な事になります。
…。

けれども、更に問題なのは、この時期に発生する鬼のような
「サンタさんへのお手紙」です。

「パソコンを下さい」−まだ、良い方です。
「型番のみ」−お店が分るとまだ幸せです。
「明日の朝ご飯作ってください」−サンタさんへのお手紙では有りません。
「サンタさんを下さい」−かえるだって欲しいです。
「人生をやり直ししたいのです」−かえるもやりたいです。やりなおし。
…。

という、相変わらずわけの分からない事をぱたぱたとやっつけていると、
ふと思うのです。
「で、かえるがサンタさんから本当にほしいものは何だろう？」と。
「たった一度だけ、サンタさんからプレゼントを貰えるなら何をもらうのだろう？」と。

人に言えない秘密のお話。
けれども、かなえてほしい秘密のお願い。

多分、叶わないと知っていても願わずには居られないような願いというのを、
かえるは願うのだろうなぁとおもいます。

・・・かえるも、去年と比べてちょっとだけ大人になりました。
人には言えない秘密のお願い、出来たのです。



1日遅れてしまったのですが、お誕生日おめでとうございます（ぺこり
かえるにはこんな事しか出来ませんが、プレゼントなのです。