平成14年12月11日。
 
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ある意味、数字を処理する事で「何か」をはかるという勉強をしているのですが、
「ほんわりゆっくりてろてろと」というものが大好きなかえるです。
今晩は。

唐突ですが、かえるの家にはシルバーの類が殆どありません。
ちょっとでもお客さんが来られると即座に困るほどのシルバーの無さなのですが、
これには訳があるのです。

つい、3年位前かえるは「家族」という人たちとは別に住む事を覚えました。
その時に、一からお茶碗やらお箸などをそろえ始めた時に、
ものすごく食べやすい上に、綺麗でバランスの良いシルバーを見つけたのです。
・・・お店で、ご飯を食べている最中に。

そのシルバーを見たときの感想は「重そう・大きそう」という、
あんまり第一印象としては良くなかったのですが、
人様とお話しながらご飯を食べて、ふと気がついたときには重さを感じさせませんでした。

本当に重さがなくなったわけではなく、バランスがよいからなのだなぁと思えるようになったのは、
ちょこちょことそのお店に通って、スタッフのお兄さんにお話を伺えるようになった頃で。

そんな一本としては重いけれども、きちんと「ご飯を食べる」という時には重さを感じさせず、
なおかつ食べやすいと言う事は、とても技術がいることなのだろうなぁと思いつつも
「そんなシルバーどこで売っているのだろう・・・。」とほんわり考えていたのです。

が、ふと知り合いの家でその話をした所、「あ、それとっても高いのよ」と
同じシルバーを見せられたときには、かえる、自分の知識の無さを呪いました。

とっても有名なシルバーだったのです。
柔らかな形・日本人には少し大きめだけれども、適当なバランス。
そして、そういうものを作るには長い年月が必要で・・・。
ということは、とてもとてもそのシルバーは偉いところで作られているわけで・・・。

偉いシルバーでご飯を食べていたのだなぁと思うと同時に、
こんなシルバーを持っているその人もすごいなぁとしみじみ思いました。

が、かえる・・・1度「モノ」に惚れてしまうとなかなか失恋できないのです。
おまけに、今回の「惚れモノ」はモノを知ってから名前を知るまで何ヶ月も経過しているという
「時々道で見かけるとっても綺麗なお姉さん」級のめろめろ具合です。

といわけで、かえる3年たった今でも「シルバーを買う貯金」というものをしていまして・・・。
・・・1年に1本買えるかどうかという、ゆっくりとしたペースですが、
何となく一本一本に愛着が持てて幸せなのです。

少しづつ集めるという事も、何となく幸せです。
      
 
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