平成15年6月15日。
 
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研究室で、一匹ぼんやりしている。
行きつけの場所で、一匹ぼんやりしている。
そんな事をしていると、時々こっそりと人様から話しを聞く機会があるかえるです。
こんばんは。

そんな感じで、年に何件不思議相談を受けているのか、既に把握できないかえるですが、
最近、興味深いなぁーっと言う言葉を相談中に聞く事がありました。

「完璧にやらないと、負けなのです」

「1でなければ、0」
「出来なければ負け」
そんな言葉に代表される、現在取っても辛いと言う状況を表す言葉。

自分が大切だと思っている唯一の事に追い詰められてしまうと、
良く呟かれているこの言葉、かえる、今までもたびたび耳にする事がありました。

それが出来なければ、自分は駄目なのだ。
だから、完璧にしないといけないのだ。
絶対にやりきらないといけないのだ。

そんな言葉。
そんな気持ち。
そこから来る、苦しさと絶望感。

それはとっても辛いだろうなぁとかえるは思います。
かえるは怠け者なので、辛い時には「辛いから、この荷物を一緒に持って」と
言ってしまい、色々な事を手伝って貰ってしまうからなのです。

もしかしたら、それはその人の言う「負け」かもしれません。
でも、何で負けてはいけないのでしょうか?
負けっぱなしなかえるは、ついそう思ってしまいます。
負けているかえるは、その「負け」について全く困っていません。
「やりたい事」がやれさえすれば、勝とうが負けようがどうでも良いのです。

「完璧にしないといけない事」というのは、確かにあります。
でも、それは、絶対に一人でしなくてはいけない事ではないと思います。

そんな事を「全部一人で」と言っていたら、
それこそ、一人無人島でご飯を探すあたりからしなくてはいけなくなります。
それは、やっぱり大変だなぁとかえるは思ってしまうのです。

日々色々ある、「やらなくてはいけない事」。
適材適所で、自分が出来る事だけきちんとやりさえすれば、
それが自分の完璧だと、かえるはしみじみ思うのです。
      
 
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