平成15年6月24日。
 
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「良く、相談を持ちかけられるのですね」と言われます。
かえる的には、話を聞くというのが基本なのであまり分からないのですが、
もしかしたら、量としては多いのかなぁ?と思ったかえるです。
こんばんは。

一回大体、に30−90分。
時間が取れた場合、取れた時間だけ。

そんな専門の方からみたら、「色々なお約束は?」と言われてしまうくらい、
かえるは時々不規則にお話を聞くことがあります。

朝から晩まで。
というか、かえると相手が開いている時間であればいつでも。

気がつくと、いろんな人から、いろんな話をしていただける
という幸か不幸か良く分からない生活を送ることとなりました。

ちょっとした過去の懺悔。
今苦しんでいる事。
それは、全力で病院行きましょうという症状の話。
かえる、お医者さまではないのですが…というくらい、
へなちょこなかえるを、真剣に頼ってくださる方。

本当に色々な事、色々な話を伺いました。

ただ、最近かえる思うことがあるのです。

そんな、自分の中身を話していると思われる場所で、
「自分自身」の話をされている人が減ったという事と、
見捨てられるという事を全力で嫌がる方が増えたなぁという事。

お話をかえるにしてくれた最初の頃、主な相談内容は
それこそ、いろんなお話に出てくるような事がメインでした。
それ以外の話、というのをかえるはあまり耳にしなかったといっても
過言ではありません。

大人になるちょっと前の、不安と拒絶。
そんな話ばかりでした。

けれども、最近のお話では、
「自分が何をしてよいか分からない。」
「拒絶されたくない。嫌われたくない。」
「友達が出来ないの!」
そんな気持ちがメインの話ばかり、耳にします。

世の中と自分の差というよりは、
自分の中だけに、関心が向きすぎている。
そんな、気がします。

確かに、「自分はこうだ!」と決める事は大変ですし、
拒絶されたい人は稀です。

でも、嫌だと耳を塞ぎ、目を閉じて、ひたすら嫌々と駄々を捏ねられてしまうと
、
聞いているこっちも、「この方、友達出来ないだろうなぁー」と
思ってしまったりします。

かえる、積極的にその方々と友達になりたいとはちょっと思えないからです。
何を言っても、「だって・・・」といわれたら、途方に暮れる他仕方ありません
。

そして、そんな人たちの得意技、
「こんなんになったのは、親が(周囲が)悪いんだ。
 (だから、私達は悪くない)」という言葉。

そんな言葉が漏れ聞こえると、かえるは心の奥底から、
この人、当分友達出来ないだろうなぁ…と思います。

確かに、子供がある程度成長するまでは、
親や周囲の人たちの影響で、性格や考え方が変わると思います。

けれども、全て変わるとでは無いとかえるは思います。

ある程度は変わったとしても、その後、「これはちょっとまずいのでは?」
と思えば、結構な根性は必要ですが、性格はある程度改善可能です。
変わらなくても、表現を緩やかにするという手段だって、
取れるはずです。

事実、「直に腹が立つから、出来るだけそれを表に出さない」という方法で、
とっても温厚という評判を持たせている人だっています。

それをせずの、「他人が全て悪い」。

親が悪いのかもしれません。
環境が悪かったのかもしれません。

けれども、その後、どうにかしようと行動を起こさなかったのは
間違いなく、その人自身。


そんな事を、ふと思った。
とある心理の過去の具体例。



ある意味、正しい意見。
そして、正しすぎるが故に強すぎる言葉。

そんな言葉が頭の浮かぶ時は、
きっとかえる自身に余裕がない時なのです。

まだまだ、修行が足りません。

ぺちょり。
      
 
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