平成15年7月13日。
 
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思い返しつつ、書いているのでなかなか当日の天気を思い出せません。
雨が降れば振られっぱなし。
日光が出ていればひきこもりで過ごしていたかえるです。
こんばんは。

草引きをせずにぼんやりする日々を過ごしていたら、
あっという間に育てているものと、それ以外の見分けがつかなくなりました。

日々わさわさと生えていく草。
日々ぐったりしとしていくかえる。
かえるの中を吸って、緑が成長するような…。
そんな妄想すら感じるほど、草は青々と生長し、
かえるはげっそりとしていきました。

そんなある日。
ぼてぼてと力なく歩くかえるの目の前を、黄色いものがよぎりました。

「?」とぼんやりと見つめていると、
その黄色いものは、そのままふーっと横切って、葉っぱの上に止まっていました。

黄色い細長い虫。

かえる、これに妙に見覚えがありました。
おたまじゃくしだった頃、それこそ乱獲した記憶もあります。

正式名称不明。
でも、「妙」な名前だけは知っている物体。
そして蝿の一種だとわかった瞬間、忌み嫌われた物体。

ばなな虫。


…。
どう考えても小学生低学年が大好きそうな名前ではあるなぁ…と思うのですが、
当時そのくらいだったかえるは、全く違和感無く、この虫を
「ばななーむしー」と呼んでいたなぁーっと思いつつ、ぼんやりと葉っぱと虫を見ていました。

…。
今見ても、ばなな虫という名前は言いえて妙だと思います。

何を見ても、そんな感じにしか考えられない今日のお昼間。
結構、「ちょっと前」を思い出すのも楽しいものです。
      
 
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