平成15年12月14日。
 
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昼間起こったことだけど、夜になるまでは辛くは無かった。
昼間のお仕事をおえて、一人ぼっちになった時に悲しくなった。
そんな話を一緒に聞いていたかえるです。
こんばんは。

昔、夜電話がかかってくると、その後しばらく眠ることが出来ませんでした。
さっきまで聞いていた、経験した事が無い話、感じた事が無い気持ち
というものを、ひたすら反すうしてしまい、頭の中が一杯になってしまっていたからです。

恋煩いの話、様々なものが上手くいかない話、緩やかに世界が壊れていく話。

そうしたものを布団の中に潜りつつも、かしかしと頭の中で順序立て、
ついでに紙に書いていく作業というものは、とても刺激的かつ、
どんな物語よりもどきどきはらはらするものがあります。

生の人の感情、感覚、そして思考の推移というものは、本当に凄いのだなぁと、
話していくうちに変わっていく感情などから、かえる、真剣に思ってしまうのです。

そんな風に真剣にどきどきしつつも聞くお話。
最初のうちは、真剣に「どうしよーどうしよー」と色々お話を聞いて、
相手の気持ちや状況も考えて、どうすれば一番良いのだろうか…と、
かえるなりに小さな頭をフル活動させていたのですが、
最近、そういうことを諦めました。

だって、かえるはその人ではないからです。

どんなにかえるが無い知恵しぼったとしても、その後の行動を決めるのはその人です。
そして、仮にかえるが正しい答えを出したとしても、答えを決めるのもその人です。

そんなわけなので、かえるは人様からお話をされたとき
心の奥底から話を聞くしか出来ません。

例え、「それ、さっき言っている事とちょっと違うなぁー」と思っても、
全力でつっこみを入れたりはしない方向で話を聞いていたりします。

一人でこんがらがっている心の毛玉を解いていくこと。
他人がひっぱったりせず、自分で解けるときまで待つこと。

でも、一人で大変な時は愚痴るというのも、毛玉を解くためには必要なものなのだなぁと
ぐりぐりと紙にいろいろ書きつつ思った1日でした。

ぐりぐり。
      
 
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