平成15年12月16日。
 
Picture
○
最近「モテ」と名高い柊さんとお話する機会がありました。
と言うことで、「モテと非モテの違い」というのをお話してきたかえるです。
勝手につかってごめんなさい。

そんな、モテとか非モテとかから遠くにいるかえるですが、
最近、「非モテ」のカテゴリに一方的に入れられている人というのは、
なんだか皆共通点があるような気がしてならないのです。

服の趣味がどうとか、話し方がどうとかという、修行すれば済む事ではなく、
ちょっとした気使いを微妙なラインではずしてしまう という傾向が、
「非モテ」だなぁとつい思ってしまう人には、あるような気がしてならないのです。

例えば、「一緒に、ご飯を食べにいく」という行動。

世の中雑誌等には、「こういう所は一緒に行ってはダメ」とか、
「最初からこのお店はありとあらゆる意味でアウト」とか、
詳しいのだか詳しくないのだかよく分からない微妙なラインのお約束事が、
それは事細かに書いてあったりします。

確かに、それらには一理どころか二理も三理もあります。
これらを外すと、「次回からお会いしたくない」というカテゴリに入れられること
確実です。

でも、「次回からお会いしたくない」というカテゴリに入れられてしまう機会は、
「ご飯を何処で食べるか?」という以外にだって存在しています。

そこの所を忘れられてしまうと、相手は大層途方にくれまうものなのです。
…よっぽどの心の許容量の深さでも持っていない限り。

誘ってもらって、一緒にお話しながら目的に行く間、
相手の人は、こちら側の態度行動から、色々なことを考え量ったりしています。

どうやって誘ってくれたのだろうか。
ご飯までにどう言うお話をしてくれるのだのか。
相手は自分にどう言う方向での親しみを持ってくれているのだろうか。

こんな事などを心の中でこっそり量りつつ、「次回会っても楽しいか?」と
うにょうにょ悩んだり、判断したりしてみるのです。

そんな、「一人大判定会」をやっているお友達集団と、
更に突っ込んで「次回会いたくないカテゴリの人」の特徴をお話してみたところ、

それまでの評価が悪い人。 は最初からお会いしたくないし、
ご飯食べた前と後の態度が違う人。 は次回からお会いしたくない。

という話題が頻繁に出ていました。

どんなに興味があるご飯屋さん、お話をしてくれる方であっても、
こちら側で「個人的に会うのは…。」と考えてしまう人とは、やっぱり行きたくありません。

「どんな人か会わなくては分からない」ときちんとお会いするのは、とても良い事だと思いますが、
人間、やっぱり、それまでの印象と前知識で勝手に人を印象付けてしまいがちです。

また、それまでの印象、配慮が良かったとしても、
「ご飯を食べに行く」という目的が終わったら、急にそっけなくなってしまったら、、
相手は、こちらの事を「次回会いたくない」と思ってしまいがちなのです。

世の中良く考える、「一緒に何かをしようと誘う」事。
でも、そのお誘いが成功するか否かは、『誘う』という行動を起こす前に、
半分ぐらいは決まってしまっているという事。

「どこで何をするか」と言うのに頭を捻るのは、大層良い事なのだけど、
でも、一番大切なのは「それまでについている『周囲からの自分の評価』」
だという事を、何となく気がついていないのかなぁ…。
とお話していた昼下がり。

…。
そういうことに気がつかず、今年のクリスマスは誰からも誘われなかったかえるにとって、
自分で言っていてちょっと痛い話題でした。

めそめそめそめそめそ。
      
 
Prev Index Next

Top