平成16年1月5日。
 
○
パソコンさんが治ったと思ったら、
今度はかえるが風邪を引いてうんうんうなる事になりました。
なんだか、年初めからネタはいらないと思うかえるです。
こんばんは。

これ以上なく唐突ですが、昔、泣き出すほど欲しい縫いぐるみがありました。
かえるが、かえるの形になる前、
おたまじゃくしからようやく片足が生えた頃に欲しかったクリスマスプレゼント、
そんな、かえるの人生の上ではとてもとても大切で、
でも、世の中一般的にはまったくもって大切ではないもの…。

もらえなかったクリスマスプレゼントが、その、とても欲しいものでした。

多分、兎か何かの毛皮の余り布を作って作られた、何かの縫いぐるみ。

かえるの親と、何かの用事があって訪れた場所での、
親がお店の人と話し込んでいた時に、見つけた、それはそれは
涙が出るほどさわり心地のよい縫いぐるみ。

良く考えたら、立派に毛皮の縫いぐるみなだったので、
さわり後こちが良いのは当たり前だったのですが、
当時のかえるとしては、「なんてすべすべしているだろう」
ととても感動し、「クリスマスにはサンタさんにこれをもらおう!」と、
固く決めてしまっていました。

が、サンタさんに「良い子にしたので、あれが欲しいのです」とお手紙を書き、
サンタさんからかえるの親に耳打ちされた時には、すでにそのお店では、
その縫いぐるみは取り扱いを中止していました。

クリスマス当日、プレゼントが見当たらなく、朝一番で泣くかえる。
途方に暮れる親。
大物をもらって自慢する兄弟。
更に泣き出すかえる。

幼稚園児に、図書カードの価値を分からせるにはちょっと早すぎた。
という事を、親とかえるが学習したクリスマスでした。

…。
と言う事を、数年単位でひさしぶりに同じような毛質でマフラーを見つけ、
半額と言うめろめろプライスに即効で魅了された時に、思い出してしまった今日。

…。
人間、ほどよく記憶が悪い方が良いと思います。
じぶんが手に入れれるまで何年も待つというのは、美談かもしれませんが、
本人的にはちょっと情けなくなります。

ふわふわ。
      
 
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