平成16年4月20日。
 
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時々、複数の知り合いから「全く同じメール」というものを貰う事があるため、
嬉しいやら途方に暮れるやらをくり返しているかえるです。
こんばんは。

「おすそ分け」というものがあります。

田舎から大量にリンゴを貰ったから。
大量に煮付けを作ってしまったから。 等、
自分が処理できるよりも確実に量の多い物をもらった時に、
「少しどうぞー」という感じで他の人にちょっと分けてみる事を言います。

かえるも、テスト前とか大量に同じモノをもらった時に、
お裾分けしたり、されたりする事がままあります。

…。

が、緑多いかえるのすんでいる場所。
時折、「全員お裾分けしたくて仕方が無いぐらい」色々なものが豊作になることがあるのです。

春、今ごろになると「これどうぞー」と竹の子(ほりたて)がお裾分けされはじめ、
数日経つと、「煮てはみたもの一人で食べきれなかった」量がお裾分けされはじめ、
「諦めて他の場所に住んでいる人に贈ってみたところ、妙に感謝されて送られてきた向こうの名産」
何かがお裾分けされはじめてきます。

一部だけ一部のものが豊作ということは無いので、
その季節の「何か」が取れる時期になると、偉い勢いで同じ物のお裾分けが始まってしまうのです。

春には、主にたけのこと新じゃがいもの渡しあい。
夏後半には、実家から帰る際に渡された名物の渡しあい。
秋には、あっちこっちで鈴なりになっている果実の送りあい。
冬には干して作るものが山盛り製作できてしまっているので、それの贈りあい。

こうやって書いてみると、「なんだか食生活が豊かでいいなぁ」と思うのですが、
1週間の間、1日3食必ず同じ物が入っているという生活は、
なんだかちょっといただけません。

最後の頃になると、少しだけ恨みがましい目でその食べ物を見ることにだってなってしまうのです。

そんな、かえるの住んでいる所では「たけのこ」の旬まっさかりな今。
たけのこご飯にしたり、ワカメで炊いたり、揚げてみたりと毎日色々しているのですが、
一人2−3本というノルマはそろそろ辛いと思う、毎春なのです。

そろそろ息が、緑色になりそうです。
けふり。
      
 
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