平成16年4月29日。
 
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「必要だなぁ」と思っても、それを買うまでの時間というのが
異常なほどかかってしまうかえるです。
こんばんは。

洋服入れの籠。
というのを数年単位で捜していました。

お引越し直後は、空ダンボールをそのまま利用していたのですが、
お家に遊びに来る人来る人全員から、
「そろそろそれはやめれ。」と突っ込みを受けていたのですが、
郵便局ダンボール(小)の大きさが微妙に丁度良く、
それ以上めろめろになる箱が見つからないまま数年が経ってしまいました。

洗濯物を干し、たたみ、でも入れるのはダンボール。
どんなに丁寧にたたんでも、どんなに可愛らしいものであっても、
ダンボールに詰めた瞬間から可愛くなくなる様々なもの。
でも、とっても便利な大きさ。

と、いつでもお引越しが出来るような生活を送っていたのですが、
流石にいつまでも「明日はお引越し」というような暮らしをしていては、
毎日に潤いが足りなくなってしまいます。

という訳で、ようやく新しい篭を買いに行ったのですが。

大型連休初日の為、ごった返すお店。
その中で同じ篭を6つも持って会計へと向かうかえる。

そして、あまりにもの忙しさにその篭を全部一つの袋に入れようとするお姉さん。
当然破ける袋。
仕方が無いので、一つ一つ個別に入れようとするお姉さん。
てんぱっている事に気が付き、途中から袋詰を他の人におねがいするお姉さん。
暑い中、それを全部両手にぶら下げて帰るかえる。

と、何か新しい罰ゲームか何かのような恥かしさとご迷惑をおかけしつつ
篭を買ってきてみました。

…。
「モノ」というものは、適材適所というものを非常に分かりやすく
形にしたものだと思います。

おひっこししてから数年間。
どう考えても、お店のバックヤードのようなやる気の無かった場所が、
篭を置いただけで、ちゃんとお家のように見えてきました。

…たまには、利便性だけではなく見た目も追求した方が
世の中ちょっぴり良さそうです。

どきどき。
      
 
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