平成16年6月25日。
 
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久しぶりに、お気に入りのお店ができ、
幸せいっぱいの時間を過ごしているかえるです。
こんばんは。

もともと、名前は知っているお店でしたし、
過去、一度そこの品物を贈呈用に頼んだ記憶もあります。

最初の印象は、「固くて甘い」という、
あまり幸せな印象ではありませんでした。

けれども、日が経ち、
その品物に丁度良い温度、湿度に保たれた特設施設で、
商品を買うことができると知ったときには、胸躍りました。

機会をみつけてこっそりと入店し、商品を眺めていたところ、
どうやら隣のお店で商品がイートイン可能だという事を教えてもらい、
こそこそとお店を入りなおす。

BGMもおしゃべりも無い、20度以下の乾いた空気のお店。

初めてのお店なので、小声で色々聞きながら、
飲み物と小さなものの組み合わせを頼み、
来るのを待っていたのですが。

・・・こう、なにか偉く落ち着くのです。

携帯をあける音ですら響く静か過ぎるお店。
持ち物全てを丁寧に扱うお兄さんの物腰ゆたかすぎる所作。
程よく他人に目が行かないようにする雰囲気。
そして何より、広々とした机。
居るだけで、恍惚とした気分に浸れる香り。


真夏、がんがんに冷やした石作りの図書館の中で、
誰かが間違えて湯煎でチョコレートを溶かした感じにそっくり。


過去、一度たりとて図書館でチョコレートを湯煎している人を目撃した事はありませんが、
あの図書館の静か過ぎる雰囲気と、
じわじわと攻め立てられるほどの甘いチョコレートの香りが
全く同じ方向性を持って襲ってくるという、恐ろしい雰囲気のお店なのです。

図書館もチョコレートも、同じぐらい大好きなかえる、
このイートインスペースもあるこのチョコレート屋さんに一目ぼれしてしまいました。

入った瞬間うっとり幸せ、このままずっと立っていたい・・・
という感じでいっぱいです。

何か薄物を羽織っていないと寒くて仕方が無いお店で、
これでもか!とばかりに濃厚なチョコレートドリンクと共に、
限界まで薄い触感のぱりりとした触感と、中のねっとりとした感じを出しているマカロン。

…これを食べられたら、その日の残りのご飯はもう何もいらない・・・
というぐらいの満足度と充実度と血糖値と糖度たっぷりのチョコレート屋さん。

一説によると、「ハチミツと練乳と砂糖を同じ容器にいれて舐めたぐらい」
甘さ的な満足を得られると評判らしいのですが、

1度、あのしんとした雰囲気に慣れてしまうと、
他のお店に行きにくいのもまた、事実なのです。


日本では、多分1店舗しかなく、
入り口にはドアガールの方が立っている地下1階にあるお店。

「あそこ?」と思われた方は1度イートインしてみてください。
チョコレートへの認識がハンマーで頭殴られたぐらいにかわります。

ずきずき。
      
 
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