平成16年9月19日。
 
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目があった瞬間から、頭から離れてくれない。
近くに寄りたい。でも、寄っちゃうと後が大変。
そんな気持ちでいっぱいのかえるです。
こんばんは。

過去作られていたそれは、ほんのりと緑色がかっており、
本物のたおやかさとみずみずしさが漂っていました。
ガラスにもかかわらず、どう見ても植物の柔らかさまで表現されている小瓶。
それはそれは魅力的で仕方が無い一品でした。

けれども、それは流石にアンティーク状態になっている代物。
かえるには手も足もしっぽすらも出ません。
大人しく、「きれいだなぁー綺麗だなー」とうっとりするしかありませんでした。


けれども、かえる、見てしまったのです。


「現代版小瓶」、知らない間に発表。

アンティークに片足突っ込んでもいないので、清水の舞台から2回〜3回飛び降りれば
なんとか手に入らないことも無いお値段設定で、ルネ・ラリックのクレールフォンティーヌ
というスズランの香水ビンが復活してしまっているのです。

当時のように、ほんのり緑色という色付けはされていませんが、
あの小さくて、「香水は絶対にミュゲじゃないと似合わない!」と思い込みそうなほど、
はかなげな香水瓶。


買ったからといって、食べられるわけでも、自慢できるわけでも、
話のネタになるわけでも、あまつさえお布団に一緒に入ってくれるわけでも無いのに、
その美しさゆえに、かえるを何ヶ月もうっとりとさせてくれる物。


日本ではあまり流通していないせいで、お値段高めですが、
いつかきっと、海外のオークションで競り落とそうと毎日かりかりお勉強中なのです。


香水瓶一つ買うのにも沸いて出てくる英語の足かせ。
こう…障害があるほど恋は燃えると言いますが、かえる、そろそろ負けそうです。

わーん。
      
 
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