平成16年10月14日。
 
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ようやくまとまった時間が取れたので、延び放題だった爪をどうにかするべく
ネイル屋さんに行ってきたかえるです。
ぴかぴかー。

長さを揃え、甘爪をふやかし、押し上げ、切りそろえる。
肘下までをマッサージし、動かしていない筋肉や筋に刺激を与える。
殆ど動かしていなかった腕がほこほことしてきたら、
爪に色を塗っていく。

そんな壮大な時間をかけて、爪を装飾品にしていく作業。

爪があっという間に割れてしまうため、常に修復作業が必要なかえるにとって、
ネイル屋さんの時間というのは、「健康」と「きれい」を貰うための大事な時間なのです。

丁寧にあせらず、かといって時間をだらだらとかけるわけでなく、流れるように、
綺麗に仕上げるために作られた様々な道具を使って、さくさくと作られていく爪。

その作業をうっとりしながら見ていたところ、ふと気になることが出てきました。

ネイル屋さんには、沢山のネイルがあります。
一台に一揃いは絶対必要な、下地用ネイル、トップ用ネイルの他に、
土台となる色、グラデーションの時に活躍する色、一体どんな場面で使うのか分からない色など、
その数軽く100色以上はあると思います。


突然ですが、ネイルは揮発するものが入っていますので、
あんまり使わなかったり、開けっ放しにしていると、段々どろりとした物に変わっていき、
最後にはゆるゆるにする特殊な液を使っても修復不可能になってしまいます。

お洋服よりも流行り廃りが激しいネイル。
うちに居るネイルだってかぴかぴになりやすいのです。
きっとかえるの家よりも、かぴかぴになってしまう物も多いに違いありません。

と、丁寧に作業を続けられているお姉さんに伝えてみたところ、
「意外とかぴかぴになりませんよー」とお返事が返ってきました。


使ったら綺麗にする。
塗ったら、キャップを閉める前にフチを綺麗に拭いてからしまう。
それだけで、ネイルや道具の寿命はとても長くなるものらしいのです。


どうやら、かえるのお家のネイルがかぴかぴになるのは、
かえるがネイルの道具に対して怠慢だっただけだったみたいでした。

ちゃんと使ったら片付ける。
感謝の意を物にも込める。

人に感謝をしつつ生活するのもとても大事ですが、
物に感謝をしながら生活するのも、大切な事のように感じられた一日でした。


ふきふき。
      
 
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