平成17年1月3日。
 
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お正月もこの時期になると、そろそろ現実が見えてくるのか、
論文差し替えの為の原稿がざくざくとメールボックスに届いてきます。
どうせなら、楽しい文章が読めるとよいなぁと思いつつ、読んでいるかえるです。
こんばんは。

12月末に論文締め切り。
1月頭に論文差し替え締め切り。

ぎりぎりで滑り込ました論文を抱えた学生の場合、文字通り「寝ないでお正月」
という恐ろしい状態のまま新年を抱えているのですが、
そんな差し替え前の論文を読み直していたり、レポートを読んでいたりすると、
ふと気がつくことがあります。

論文などは、使われる語彙というものは限定されているのですが、
レポートではさほど語彙を限定していません。
にもかかわらず、学生が使っている語彙というものはずいぶんと少ないなぁと
思ってしまったのです。

しかし、また、けれども、です、ます。だ、確かに、すごく、とても。

極論、この言葉を使いまわすことで文章はかけてしまいます。
漠然としているけれども、なんにでも応用が利く言葉というのが、
日本語には沢山あるからです。

けれども、一応母国語である日本語。
ちょっと時代をさかのぼった小説等を読むだけで、深い意味を持ったり、
使うだけで文章をすっきりさせてくれたりする語彙が沢山出てきます。

最近ちょっと見かけなくなってしまった語彙。

ちょっと例を挙げてみても、

詮無きこと、まいて、時に、愚直、違える、いなめない、いわんや、さりとて、しかり、しかず、
まごうことなき、やんごともない、あからさま。

などの語彙。

かえるもちゃんと使えているわけではない日本語ですが、
どうせなら、綺麗に正しく使えた方が気持ちよく、気持ちをまっすぐ伝えられるような気が、
かえるにはしてならないのです。
      
 
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