平成17年1月4日。
 
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何度も読んでいるのに、何かが足りなくなってしまうと読む本、漫画の中に、
これも入っているなぁーと思いつつ読んでいるかえるです。
こんばんは。

とにかく「ちょー」を付ければ良いものではない…と思っていても、
人よりも獣の方が好きな美女が高らかに爆走しているお話であるのなら、
ある意味話が別。

そして、その美女の暴走は、常に誰かの「態度に出せない気持ち」を酌んで
代わりに実行したものであるならば、もっと話が別。

色々考えて、考えすぎた結果、何をどう行動に起こせば一番事態は解決へと向かうか?
色々行動し、行動に行動を重ねた結果、今後どうすればよいのか?

という思考の袋小路に入ったときに読み切ると、非常に気持ちよく、
「ま、なんとかやってみよう」と思考の切り替えをさせてくれる本なのです。

普段は、明るくさっぱりとしたお話なのですが、丁度バランスよくふんだんに、
読んでいて耳が痛くて仕方が無くなる言葉をふんだんに撒き散らしてくれるのです。


その中で、かえるが好きで好きで仕方が無い言葉の中に、
「まだ、試験は終わってないよ。次の問題にかかりなさい」
(ちょー戦争と平和 野梨原花南著 より)

というものがあります。

今までやってきたいろいろな事と。
そして、今からもやり続けなくてはならないいろいろな事と。

どれか一つでは結果は出ないし、そして、どれか一つで判断しなくても良い。

そんな、気持ちが良いと同時に絶望に追いやられるような言葉。

残念ながら、最終巻を迎えてしまったお話なのですが、
時たま一気に読破すると、気持ちよくて仕方が無いお話なのです。

目の前にありながら、気づけなかった幸せを、
わし掴みにして、目の前に出してくれるような言葉達。

願えるならば、いつか、かえるもそんな言葉を見つけたいものなのです。
      
 
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