平成17年4月18日。
 
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時折ぺけんでもつぶやいていた、「香水瓶が欲しい」熱ですが、
最近、あちこちのお店やオークションをのぞいていたところ、
さらに欲しい熱があがってしまったかえるです。
こんばんは。

一番最初に食べたそれが、大概何でも美味しい。
ただし、美味しすぎてたまらないものが美味しくなくなったり、
美味しくないとおもっていたものが、後から美味しくなることは往々としてある。


というわけで、カルガモの刻印付けのように、一度見てしまったらば最後、
どんなに微妙な差異ですら見つけ出し、「あれではないと嫌」とへそを曲げたり、
さじを投げられてしまうことがある、はじめてのもの。

そんな、他の人から見たら良く分からないけども、自分では確固たる何かがあるこだわりですが、
かえるが探しているスズランの香水瓶にも、ちょっとだけこだわりがあるのです。

ルネ・ラリック、71歳の時の作品である、クレールフォンティーヌと呼ばれる香水瓶。


すりガラスとの組み合わせにより、詮の部分はすずらんを、
支える瓶は、丸い球体によって成っている香水瓶なのですが、
彼がなくなる以前の香水瓶は、ほんのりと緑や青などをが着色されているものがあるのです。


現在でも、製造販売されている香水瓶のため、お店に行って取り寄せてもらうことは可能です。
でも、かえるが本当に欲しいのは、「これが香水瓶だよ」と見せてもらった、
ほんのりと緑かかっている、綺麗な綺麗な香水瓶です。


生前の作品のため、R.がついて尊重されているので、手にするのが大変にもかかわらず、
更にその中の、「緑かかっているもの」という指定の為、
運良く見つけたとしても、ビットが高くて諦めたり、微妙に違う色だったりと、
切なさ満点で探しているのです。


最初に見つけたものが、一番良いものに見えてしまうという錯覚。


やっぱり、素人の恋は実るまでが大変そうなのです。
かしかし。
      
 
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