平成17年4月28日。
 
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しばらくの間、違う文章をかちかちと書いていたところ、
「(文章をかく)原動力は何だろうね?」という話になりました。
とりあえず、「締め切り破るとやばい」というのが最終的原動力になるのでは?
としみじみ思ったかえるです。
こんばんは。

締め切りに間に合わないと単位がもらえない。
それどころか、卒業に差しさわりが。
あと、出題から回収までの日にちが短い。

そういうときのレポート、論文の集まり具合というのは非常に高く、
また、結構中味もしっかりしていたりします。

逆に、締め切りがあまりきっちりと定義されていないものだったり、
しないとまずいという危機感をあおらない設定付けであったり、
提出日までの日にちが長かったりしてしまうと、
レポートの集まりも、内容も、満足いくものではなかったりするのです。

もちろん、授業の内容や関心の高さにも影響されるこれらなのですが、
ねちねちと調べていく間に、ふと気が付くことがありました。

遠い世界のことよりも、身近なことの方が書きやすい。
抽象的なことよりも、具体的なほうが書きやすい。

感情を動かしにくいものよりも、感情を動かした方が書きやすい。
そして、感動させる内容よりも、怒らせる内容の方が書きやすい。

ということです。
文字にしてしまえば、当たり前なのかもしれないこれらのことなのですが、
「文章を書く」ということに慣れていない人に、いきなり「文章を書いてみて下さい」と
渡されるレポート、小論文、意見レポートの紙の束。

最初からさくさくかける人の内容を見てみると、やはり上のことを踏まえた上で、
書いている人が多いような気がするのです。

書いてみて、書いていく上でどんな文章がどのような媒体に受け入れやすいのか?
どんな感情、書き方が楽なのか、どんな癖があるのか? といったことが分かっていく文章。

文字にして人に読まれる可能性がある以上、それは「伝えたい」「留めたい」という意思から書かれる言葉。
だとするのであれば、より感情をゆらしやすい物事に出会えれば出会える程に、
「誰かに伝えたい」という文章は書きやすくなるのでは? とチェックをしつつ思うのです。


レポートでもなんでもなく、自発的に文章を書くとき。
いったい、何を原動力に文章をかいているのか?

一度考えてみるのも楽しいかもしれないです。
      
 
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