平成17年5月16日。
 
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そこでしか売っていないので、時々買い足しに行く偉いマーケットで、
大粒の青梅を見かけたかえるです。
そろそろ、梅をつける季節です。

毎年まいとし漬けていても、何故か味が違う梅酒。
焼酎で漬けても、ラム酒で漬けても、ブランデーで漬けても、更には日本酒で漬けても
程よく美味しく漬かるにも関わらず、何故か「コレが一番美味しい」という配合が
見つからない梅酒。

というわけで、今年も「かえる的理想の梅酒」を見つけるべく、
いろいろな材料で梅酒をつけることにしました。

1度に沢山欲張っても仕方が無いので、1度に2瓶までと決め、
瓶と青梅、氷砂糖にお酒を見定めに旅に出る。

今年は、和歌山県産のほんのりと色がつき始めた青梅と、
神奈川県産のおおぶりの綺麗な青梅を漬ける梅にし、
お酒も、梅酒用の日本酒と芋焼酎にしてみました。

天気の良い日を選んで瓶を洗い、天日で乾かして、ブランデーで消毒。
その間に、青梅も洗ってへたを取り、タオルの上にごろごろと昼寝をさせて水分を取る。

程よく乾いたら、瓶のブランデーを取り出し、梅を投入。
氷砂糖を1キロづつ敷き詰めて、お酒を全部入れて蓋をする。

年月日と、材料を書いた紙を貼ったら出来上がり。

と、割合凝る訳でも、材料にこだわるわけでもない梅酒つくりなのですが、
毎年この時期になると、妙に流行ってしまうことがあるのです。

梅酒つくりには割合欠かせない、この氷砂糖。
ザラメでも作れるらしいのですが、手軽さとこの柔らかい甘さが気に入って、
毎年同じ氷砂糖を使っているのですが、これが食べてみると美味しいのです。

昨今の凝って凝って、見た目からして芸術品な甘いものも素敵ですし、
和菓子の素材を生かした食べ応えある甘いものも素敵なのですが、

そういう物に慣れた後に食べる氷砂糖は、凝っているわけでも、
食べ応えがあるわけでもないのですが、美味しいのです。

薄く砕けた氷砂糖は、前歯でこりこりと砕きながら。
そのままの大きい氷砂糖は、もぐもぐと味わったその後に、
砕いて飲み込むのも、ぐっと最後まで味わうのもなんとなく幸せです。

小学生の時の登山体験のお八つみたいな事でもない限り、積極的に食べない氷砂糖ですが、
時々食べてみると、これがなかなかはまるのです。

梅酒用に使ったのが、2キロ。
あまりのお八つ用はあと1キロぐらい。

ここ1ヶ月ぐらいのお八つとお茶の共は、氷砂糖で済ませる事ができそうです。

ぱりぱり。
      
 
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