平成17年6月1日。
 
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ここ最近事象としては似ていても、方向性としては逆の話を聞き、
さて難しいなぁと考えていたかえるです。
こんばんは。

あんまり強い言葉で言ってしまったり、あんまり気にしてしまったりすると、
後々逆効果になってしまうのでは? と考えたり凹んだり周囲的に扱いが大変な、
時分や人様の命の危険に直面し、その後、無力感や激しい恐怖を症状に含むPTSD。

丁度同じ時期に同じ事象で間反対の相談を受けることがありました。

元々PTSDは、戦争,地震,津波,火災などで、人が普段あまり見ないほうが
精神衛生上幸せな人の大変な状態を見てしまったり、引き起こしてしまったり、
「自分は正義である」と思い込んだり、生き抜く為に、
どこまでも人は醜くなるという現実に見たり体験してしまった為に、
日常生活に戻った後にその「当時の現実」と「今の現実」にあまりにも差があるために
自分をかなり責めてみたり、まだ終わってないのではと警戒し続けてしまう為に、
日常生活や自分自身に心身的にダメージを受けることを言います。

一部偏見が混じっていますが、かえるが教わったPTSDは大体そんな感じです。

もちろん、普通の生活であれば、戦争や地震、津波などの被害に会う確率は低いので、
世の中でPTSDの症状がおきやすいのは、火災や交通事故が主なのでは?
と思います。

そんなことをつらつらと考えていたときの事。


両者お友達が車の事故に会い、「周囲とすればこの後どういう対応をすればよいのか?」
という世間話を持ってきてくれました。

片方の方の意見は、
・事故は大変だから、大丈夫? ときちんと聞いたほうがよいのでは?
という、ちょっと過保護主義な方。

もう片方は、
・本人が一番気にしているから、そこには触れないようにしておいたほうがよいのでは?
という、ちょっとほっておく派。

両者、真剣に「自分の案の方がより重要である」と思われていたので、
「相手の性格にもよりますよー」と答えておいたのですが、一つの考えにこだわらない方が、
より幸せになるのでは? とちょっと思ってしまったのです。


相手のことを思って、ほっておいたり、過保護になったりする事。

これ自体はとても大事なことだと思います。
けれども、自分が思っていること全てが、相手にとって良いこととは限りません。

相手の性格が「ちょっと死に掛けたけどもう大丈夫!」という気にしない人だったら、
過保護な対応はげんなりしてしまうでしょうし、その逆もしかりです。

また、そもそも「交通事故にあった=PTSDになる」というのも短絡的な考え方です。
戦争で酷い目にあったとしても、その後発症せずに日々を生活している人もいますし、
PTSDの前、1ヶ月程のATDでPTSDまで移行しない人だっています。

最近何かがあると全員それになってしまったかのように言われるPTSDですが、
「事故にあったから優しくしないと」と思い込まれてしまうと、
当事者が余計途方にくれるという羽目になってしまうかもしれません。

今まで近くに居たのであれば、その人の対応を一番知っているのは、
テレビの情報なんかではなく、その人自身だとおもうのですが。


てりてり。
      
 
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