平成17年6月29日。
 
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長い間探していたものが、目の前で見つけることが出来てしまうと、
「やっぱり、欲しいものは近くにあるけど見つからないのか」等と、
青い鳥のお話を思い出すかえるです。
こんばんは。

オレンジ色びっちりや、赤いのびっちりだと非常にためらわれますですが、
それでも、夏になるとひんやり冷たいのは素敵だと思うお素麺。

ガラスの器に氷とお素麺をいれ、
自分の好きなだけツユに薬味を入れて食べられるのは、CMに毒されていると
思っていても、やっぱり美味しく幸せな風物詩だと思うのです。

別に、夏になると夏バテしてご飯が美味しくいただけないか、
最後の手段としてお素麺を戴いているわけではありません。
茹でるのが簡単な上に、塩分補給が楽チンなのが最大の魅力です。
簡単なのに美味しい。
それはそれは素敵だと思うのです。


そんな、手抜きでも美味しくいただけるお素麺なのですが、
やっぱり風物詩としていただくのであれば、鉢も素敵なものが良いと思うのです。
最近は色んな地方限定の鉢も手軽に手に入る時代になりましたが、
やはり、お素麺皿は小さい頃に使っていたものがかえる的には得心が行くのです。

透明ガラスなのだけど、加工の問題で透明度がやや低く、
丸底から上に向かって膨らまずにすっと伸びていく鉢。

小さい頃使っていたとはいえ、言葉では上手に説明の出来ない器なのですが、
長い間使っていた物なので、持ったときの重さや扱いに既に慣れているという利点もあり、
ちまりちまりと探していたのです。

ずいぶんと古いもので、今ではもうないと思っていたお素麺鉢。
去年、やっとの思いで一つだけ見つけていたので、そーっとそっと使っていたのですが、
最近は地震も多く、大きな地震があったら割れてしまうのではないだろうか…と
しょんぼりとしていました。

そんな時、いつものお茶屋さんで「お素麺鉢を探しているのですよ」と言った所、
「ばっちりなのがありますよ」と出してくれたお素麺鉢二つ。

ちょうどそれは、かえるも同行してくれたお友達も探していた「理想お素麺鉢」に
ぴったり丁度の器、大きさでした。

大喜びで購入し、二人して持って帰った器。
自宅に帰り、そっと洗って手持ちのものとあわせてみたところ、立派に同じものでした。

怖がりな上に変化が苦手なので、普段使うものは2つ3つ揃えておきたいかえる。
「欲しいなあ」とゆっくりと探していたものなのに、ちゃんと揃えられるなんて、
なんて素敵なんだろう…とうっとりしてしまいました。

後は、今代理で使っているお素麺のツユを入れる小さな容器を見つけること。
ここまでゆっくりと探したので、理想のを見つけるまではヨーグルト入れの器で
ちまちまと食べていこうと思います。

1年のうち、ちょっとしか使わないのにも関わらず、一度こだわりはじめてしまうと、
延々と探してしまうのも、きっとかえるのサガなのです。

さがしさがし。
      
 
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