平成17年7月14日。
 
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久しぶりの休日なので、何して遊ぼうか? と思っていたところ、
タイミングよく発生した台風のおかげで一日寝ていたかえるです。
こんばんは。

夕方涼しい時間になると、どこからともなく聞こえてくる太鼓の音と、
無数のちょうちんのおかげで、ほの明るい空の隅。

この時期、地元の小さなお祭りが連日続いて行われるので、
それの練習の音とお祭りの音、綿飴のうす甘い香りなどが、
窓をあけるとふうわりと薫ってくるようになりました。

毎年この時期は、旅に出てしまっていたので知らなかったお祭りだったのですが、
台風の気圧の乱気流のおかげで、夕方までぐっすりと眠っていた為、
「今年ぐらいは…」とてふてふと出かけてみることにしました。

小さな小さな公園を使ってのお祭りなので、閑散としたお祭りを想像していたのですが、
一体、どこに住んでいるのだろう? と考えてしまうぐらいの盛況ぶりに、
びっくりしてしまいました。

小さな屋台でおもちゃを選ぶ子供と、それをさばくお母さん達。
後は、商店街の人たちで作る出店独特の匂いと売り言葉。

地元の小さいお祭りなので、集まる人も地元の人ばかりということで、
ほわほわと安心感のある、それは素敵なお祭りだったのですが、
妙に目立つのは、わんこの姿でした。

丁度お散歩の後の時間帯になるのか、ここら辺一体で見かけるわんこが勢ぞろいし、
何故かおそろいのように、光る輪をいくつかつなげて即席首輪をしている事が多いのです。

ふと振り返ると、「光る輪売り切れました」の文字。


どうやら、お祭りを楽しんでいるのは、夏休み後半戦の子供達よりも、
犬連れではお祭りに行けなかった、飼い主さんの方なのかもしれない…。

と、光る首輪でうろうろとするわんこを見ながら思った夕方でした。

浴衣を縫おうと思ったまま数年経ってしまった今ですが、
ふらふらと行ける地元のお祭りは、手間がかかって仕方が無いものですが、
やっぱり、素敵なものだと思うのです。

てふてふ。
      
 
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