平成17年9月9日。
 
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最近、「はじめまして」の方と非常に多くお会いする上に、
「あの人どういう人だと思う?」というあてっこに参加するようになったので、
じーっと人様を見るようになったかえるです。
良く分からない。

お出かけした先で「専攻は?」と聞かれ、素直に答えたら最後、
大概始まった挙句に微妙な盛り上がりを見せるのが、
「(私)あの人どんな人?」の当て物クイズです。

最初のうちは誰にでも当てはまるような事を言ってみたり、
逆にどんな性格の人だと思っているのか? というのを聞いてごまかしていたのですが、
沢山の方のお話を聞いていると、時折、ふとひっかかるような感じを受けるような事が出てきました。
こう、そこはかとなく魚の小骨が引っかかっているような感じなのです。

「はて、何か特徴のあることでも言ったのだろうか?」と疑問に思い、
周囲の人をきょろきょろと見てみても、特に変な顔をしている人は居ない。
でも、確実に残る違和感。

なんだったのだろう? とにょろにょろと首を傾げつつも流していたのですが、
何度かその違和感に接近していたところ、ふと「これでは?」と思うようになりました。

唐突ですが、会話というのは非常に滑らかな音階だとかえるは思っています

普段使っている言葉の範囲で相手と意思疎通したり、自分の意見を伝えるという会話。
人間、普段から使っている言葉であればあるほど、発音は滑らかになりますし、
前後との言葉のつなぎも違和感が無くなっていきます。

けれども、普段と違う言葉やなれない言葉を使うときには、その言葉に発言者の注意が向きますし、
注意が向いてしまったら最後、発音や音階が他の言葉とは違ってしまいます。

そうなると発生するのが、かすかな違和感。

言葉というのは、その人が今までどんな本や雑誌、テレビや人様と出会った中で、
どんな選択をしたのか?という生活背景からなるものなので、
新しい言葉であったり、普段使わない言葉であった場合はどうしても、
微妙な違和感が出てしまうのです。


そんな事をつらつらと考えつつも、お家に帰ってニュースを見ていて思った独り言。
色んな言葉が日々入ってくるニュースをお知らせするキャスターさんというのは、
数分のニュースにも非常に神経と根性が必要そうなので、
多分、かえるが考えているよりもずっと、努力と理解が必要な職業なのだなぁと言う事。


世の中、外側を見て「あの人はどう」と適当に決め付けるのは非常に気楽で楽しいのですが、
実際問題「あの人はこういう傾向がある」と仮説を立てるのは、
結構時間と根性が必要だという事を思ってもらえると、かえる、ちょっぴり幸せです。


げーろげろ。
      
 
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