平成18年10月23日。
 
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今までは人様にお願いして染色してもらっていた布地。
とうとうそんな悠長な事も言ってられないほど小さい染めになってきた為、
暇を見つけては染色に精を出しています。
間違いなく間違った方向へと進んでいるかえるです。
我にかえりたい。

毎年、10月中旬から下旬は本気で体調を崩す。
季節の変わり目から気候の良い日まで、いつでも絶賛体調崩し日和なのですが、
どうも眠り姫病が大再発するのが今の季節。

雨が降っては寝て。
気圧が変化しては熟睡して。
と、うとうとし続けている間に体中の筋肉が減っていくという恐ろしい状況になると、
本気で何とか出来ることとなると、電話でかかってきたお話の内容に突っ込みを入れる事と、
小さなパソコンを布団の中に持ち込んで、かちりかちりと打つことぐらいです。

それすらも出来ないときは、うつらうつらと空を見続けたり、
病院に担ぎこまれたり、鳥が近くまで寄ってくると幸せを感じたりと、
やっぱり、間違いなく病人です。
もう少し元気に生まれたかったとしみじみするぐらいです。

そんな病からくる気弱でへにょへにょになっていると、物凄く欲しくなるのが小動物。

お見舞いに来てくれる人様に、長居をお願いするわけにもいきませんが、
一人ぼっちなのは非常に寂しいものです。

けれども、毎日散歩が必要なお犬様は、散歩が出来ないかえるには荷が重すぎ、
お隣に猫が7匹居る以上、テリトリー内に同じ猫を増やすには丈夫な猫でも大変そうです。

そんな時、ふと素敵な小鳥の写真を上げているサイトさんの鳥に一目ぼれ。
薄墨ですらりと描いたかのような毛、くるりとした目、意外と凶暴かつ甘えたな性質、
かごの中にいれたままだと、自家中毒を起こすまでの寂しがりやとくれば、
一日中うつらうつらと生活しているかえるを現実に引き戻すのには適任です。

小桜インコ、可愛い。

布団の中で、写真を見るたびに悶え転がりうっとりし、
毎日お家のどこに籠を置こうか、どんな籠にしようかと妄想にふけっていたのですが、
お医者先で熱く語ってみたところ、病人には鳥の毛でさえも具合が悪くなるし、
鳥に万一風邪でもうつったら大変だと一蹴。

犬もダメ。
猫もダメ。
鳥もダメ。
げっ歯類は、コードを齧られると色々実験がパーになるので諸事情によりダメ。

いっそ、2−3日の間だけでもスズメさんあたりを強制ご招待でもしようかと思いましたが、
都条例と、良心の呵責により却下。

病にて心も最も弱まるこの2週間弱。
小さくて、ほかほかして可愛いものを抱っこしたくてたまりません。


切ない。
      
 
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