平成19年1月3日。
 
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年が明けたからといって、急に季節が動くわけでもない。
そんなわけで、寒さによる超早起きキャンペーンを実行し、
日々睡眠不足に陥っているかえるです。
寒いって辛いなぁ。

巣穴が温かくなければ、クマだって冬眠しないに違いない。

さんさんと照りつける太陽の下や、太陽が出る寸前の放射冷却の中、
寒さのあまりに震えながら、天候に対して悪態をつく。

こちらに来てからかなりの時間が経っているので、そろそろ慣れるかも…と
思っていた寒さなのですが、長年の生活習慣の中で培われたものとは、
早朝からの音や寒さ明るさが違うらしく、朝を迎える前に起きてしまうという
回避行動をとるようになってしまいました。

家の中、それもお布団の中で、ごろごろうとうとするのが何よりも好きなのに、
外と気温が変わらないというこの切なさ。
その上、こんなに嫌になるほど買い物をしているのに、
生活最低限のものがまだ足りず、外出しないといけないというこの苦痛。

これに睡眠不足が重なると、機嫌が悪い生物にしかならないという
良い見本のような状態になりながら、ふらりふらりと出かけていたところ、
出先で素敵なものを見つけました。

洗濯バサミで挟まれたツチノコ。

もう少し丁重に扱われても良いのに、5種類まとめてぷらーんと
吊り下げられている幻のツチノコ。

かえるの頭の中ではもう少し小さくて平べったいイメージがあったのに、
2Lぐらいは確実に収納できそうな大きさな上、触るとやたらふかふかと暖かい。
けれども、看板には堂々と「ツチノコ」の文字。

実際にはツチノコでもなんでもなく、湯たんぽと湯たんぽケースの販売だったのですが、
確かに、36度の生物が一人で布団を温めつつ眠るよりも、
70度の湯たんぽをお供にだらんと眠った方が楽しそうです。

普段はペンギンさえ居てくれれば生きていけるかえるですが、彼らだけでは寒くて溜まらず、
視覚的にも温かく感じられそうなバーバラさんをお家に連れ帰って、お湯を注いでみることに。

眠る前には、コタツの中で足置きとしてこき使われ、
寝る時には、体正面でがっちりと抱きしめられて眠るに眠れないバーバラさん。

湯たんぽなんて、風邪を引いたときにしか使ったことがありませんでしたが、
一緒にお布団に入っていても、「暑くてたまらない」と思うほど発熱するわけでもなく、
さりとて、朝までもほんのりと暖かいその気持ちよさに、
次の日は太陽があがるまで、ようやく熟睡することが出来ました。

バーバラさん一匹で太陽があがるまでの熟睡ならば、他の仲間達もお連れすれば、
足から腰から背中からお腹まで全身ぬくぬくで眠れるのではないか?

とうっかり思った夜のお供。

寝つきが悪いうえに、冷え性のかえるにはぴったりでした。
ぬくぬく。
      
 
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