平成19年2月10日。
 
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割合と必要な物だけど、買いに行っている時間はない。
そんな時に大活躍する通品販売なのですが、DMだけはどうにかしたいかえるです。
気になってたまらない。

時折、病のように増えていく我がかえるなのですが、
元々はテディベアの手足用の生地だったりします。

普通のお店では売っておらず、関東でも数店舗カット済みなのを売っているだけなのですが、
カットされたものだとやや小さ過ぎてしまい、泣く泣くお店と直接交渉。
カット前を定期的に送ってもらっているのです。

そんなお店迷惑なかえるにも、年に数度か素敵なDMを送ってくれる事があります。
ぴよぴよと長い毛が生えている布のサンプルセールや、
コンテスト開始のお知らせ、テディベア教室の1日開催のお知らせ等々、
見るだけでうっとりするお知らせの数々。

特に教室のお知らせはモデルベアの写真付きなので可愛くてたまりません。
そんな中、いつものようにDMをうっとり眺めていたところ、
目があってしまったのが可愛らしいというよりは、人生に呆然としているクマ。


世の中、一目惚れは恋愛形態の一分野ですが、
クマにおいてはそれが全てです。
すんごい可愛い。


思わずその場で教室に電話し、席を確保。
わくわくしながらクマに出会いに行ってきました。

半地下の本屋さんの一角、ベアに見つめられるという素敵個展の中でベア作り。

死体ばらばら事件から、どうにか綿を詰めて生前の形を取り戻し、
上手く縫いあわせて生存を確認。

見本の一匹とみんなで作ったベア6匹で座談会をはじめる頃には、
世界に呆然としているベアまみれという状況にうっとりするほかない状態になってしまいました。




けれども、悪いこと同様良いことも重なるもので。

今回の個展のテーマ「ポストカードになったベア」をカードと本ベアとを見比べていた所、
激しく見覚えのあるカードを発見。





学生のころ、目があってたまらなかったパンダ。
パンダの割には痩せすぎているし、毛は長すぎるのに、絶妙のバランスが可愛すぎる一品。

引っ越してしまうまで、毎日にまにまと眺めていたカードと、それの本パンダそのものです。

ああああああああ。

長い間、ベアはメリーソート社の耳が横にふんわりと大きく、
鈴が入っているのが大好きだったのですが、
可愛らしいにも程が有るほど可愛いかった為、部屋には置けないと諦めた直後にであったパンダ。
あれには遠く及ばないもの、こんな物が造りたいと試行錯誤を繰り返し、
ベアやかえるが作れるようになったのがここ数年。

普段、手に入れたら手放せない為に出来るだけ入手しないようにしているベアにも関わらず、
うっかり教室に行くまで興奮した意味が分かりました。

作りたいと思わせてくれた作者のものなら、そりゃあ手に入れたいに決まってます。

人生に呆然としつつも、それでもちゃんと自立するクマ。

好きで好きでたまりません。

宜しければ
 
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