平成19年3月17日。
 
Picture
○
オープニングは高らかに。エンディングは明るくぷつりと余韻を残して。
それだけを書いてしまうと、青空の下、満面の笑みで戴くシャンパンのような感覚を覚えますが、
大概の凄いことは、ほぼそれがいえるのでは? と思うかえるです。
こんばんは。


ある朝起きたら、空気が乾いて咳が止まらなかった。
加湿器付けてもやっぱり止まらなかった。


いつものように、乾燥していたから喉が辛いのだろうとほっておいた咳。
ほっておいたのが悪かったのか、もう少し優しくすれば良かったのか、
夜になるにつれて、だんだんと腫れ上がり、夜には扁桃腺すらかえるに敵意を向け、
変温動物にも関わらず、水分が飛ぶほどの痛みが出るようになってしまっておりました。


おかしいと思って熱を測るも、やや高めの微熱。


これだけなら、いつもの風邪薬を飲んで大人しくしていれば治るはず。
にもかかわらず、水を飲もうとも、無理やりご飯を流し込もうとも、
奥の手の解熱剤を飲もうとも、さっぱり下がろうとしてくれない体温計の数字達。


病院に行ってちゃんと見てもらおうにも、大型連休中の深夜。
タクシーを呼んでいくにも、ちょっと辛すぎる遠い場所にしか夜間診療が行われておらず。
大人しく布団と仲良しに。

朝になればやや下がり、夜になれば昨日の更新をする微熱達。


ふと気付いたときには、8度後半という微熱とは言えない熱たちと、
喉と関節痛に呻く自分がおりました。


流石におかしい。
良く考えたら、発熱してから2〜3日経っているものの、これはちょっとおかしすぎる。


微熱の時には、良く眠れるにもかかわらず、熱くて痛くてさっぱり眠れず、
そのしんどさで、過去の嫌なことを思い出して更にげんなりする夜中から夜更け。

起き上がるのもめんどくさいのに、休日診療にのこのこでかけるのか…とぐったりしつつ
病院に行ってみたところ、同情のまなざしと共に検査。
椅子にへたり込みたくなる痛みとお友達になりつつ、検査結果を待ち、
このまま倒れても病院だし…と思いつつも、診察室に逆戻り。



人生、初インフルエンザでした。


異常行動が楽しいので、出来るだけ一人で居ないで下さいと念を押されつつ帰宅し、
水と薬とペンギンだけをお友達にして寝込む。
異常行動と引き換えにしても、即刻熱を下げたいのにもかかわらず、
夜半には9度の新記録更新をたたき出し、「何度から救急車を呼んでも良いのだろうか?」と
切々と悩みすぎて、異常なのは行動ではなく思考であることを再確認する。




という、大層経済的にもほどがある大型連休を過ごし、連休明けには
「あ、出席停止☆」という素敵な言い渡しにより、家で延々と仕事に励むという、
体力的にも大層経済的過ぎる生活をすごしているここ2週間。


ここ最近、はしかにお株を取られすぎている感じはありますが、
インフルエンザも、社会人の間で大層流行っております。

8度過ぎの熱が出ましたら、「辛くないから大丈夫」と出社するよりも、
是非是非検査だけでも行かれていただけると幸いです。

インフルエンザの高熱よりも、関節痛よりも、鼻しんどいよりも、出社停止よりも、
嗅覚と味覚のない生活というのは、聞くよりもずーっとしんどいものです。


世界が自分を隔離して生活しているかのような感覚がしてたまりません。
うわーん。
      
 
Prev Index Next

Top