○
何とか物を考えようとは思っても、何も出来ないのが現実というもので。
うすらぼんやりとしていても、日は動きますし、お腹だってすいてしまいます。
いかなる時でも、人間の基本欲求には抗わないが体に逆襲されないコツだと思い、
ふらりふらりと市場まで買い物へ。
山と詰まれたトマトに、薄白くなったトウモロコシに頭をなやまし、
秋が近くなったことにはとさせられるキノコの姿ににょろにょろとする。
そんな事をしながら歩いていたのですが、
一体何を食べたら良いのやら分からなくなりました。
家に戻ったばかりなので、保存食も携帯食も何も無いですし、
久しぶりにカラフルなものを沢山見たので、気分だけはお腹いっぱいです。
けど、食べとかないと逆襲は必須。
動かない頭をしぼりつつ、何を食べたら体に怒られないか?
のみでセレクト。
料理をする気力も旅立った後だったので、
塩とコショウと、オリーブオイル任せの野菜とソーセージのホイル焼きで、成り行きまかせ焼きの完成です。
アツアツで口に入れられない彼らを、どうにかかじりついていると、
いままで温かいものを食べていなかったことに気づきました。
めんどくさいからと手を抜くと、必ず逆襲されるこの事実。
それは、人間関係だろうが、食事だろうが、やることだろうが等しく同じです。
どうせやるなら、丁寧に。
駄目な時は早めに撤退。
できることはしておかないと、やっぱり後が大変でした。
うにゃり。
|