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毎日ちまちまと新しいレシピの粉を揃えてみても、結局は週末にしか焼けません。
時間というのは、どこで足りなくなってしまっているのか分からないかえるです。
週末ー。
バスに乗る生活に変えたところ、毎日人様の庭先を見つめることができるようになりました。
夏には朝顔がさきほこり、秋にはひまわりが重たくなった花を地上に向ける。
毎日毎日、ちまちまとした変化にうっとりしたり、眠たさに魂を吐き出したりしておりましたが、
最近は、一軒のお宅を真剣に見物することに心を決めさせていただきました。
理由:犬がいた。
雨が降ると犬小屋から出てこず、熱いと犬小屋から出てこず、まれに涼しいと犬小屋の上に立ち、
挙句、犬小屋の上で難しい体勢で寝る犬。
毎朝、「今日のわんこ」として堪能し、夜には「まっくらなわんこ」として、
おきているかなぁと、うっとりと見物するかえる。
バスの中からなので、一瞬だけしか見られないのですが、それでもうれしいわんこ時間。
毎朝同じ場所を同じ時間に通るので、まるで定点観察のようですが、
これはこれで、毎朝夕を楽しみにすることが可能です。
今までは、目覚ましテレビの「きょうのわんこ」を見てから出かけられたのに・・・
としょんぼりしていたのですが、
やはり、生き物は生に限ります、かわいいです、わんこ。
というわけで、胸いっぱいに生活していたのですが、
毎日町まで働きにいっていたところ、気付けば田舎に猫喫茶が出来ておりました。
手のひらに乗りそうな生き物から、ふわっふわのぬいぐるみのような生き物まで、
色とりどりのにゃんこが目の前をうろうろしてくれる素敵喫茶。
猫の機嫌がよければ、触れさせてくれたり、甘噛みされたり、ひざの上で寝てくれたりと、
やりたい放題してくれる、夢のようなひと時。
営業時間だって、走って帰れば1時間ほど堪能できてしまうぐらい遅くまで営業です。
わんこもいいけど、触れるにゃんこも素敵過ぎる。
・・・。
世の中、自主的に潤いを探すことももちろん大事ですが、潤っている場所に自分から飛び込むのも、
これまた、重要なことだと思うのです。
毎月毎月生まれるこにゃんこと、寝たい放題のわんことにゃんこ。
毎日、思い出すだけで幸せです。
ああ、かわいい。
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