平成24年3月25日。
 
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3月4週

お夕飯の時、「ここの近くに謎の中華屋さんがあるの」なる一言がありました。
謎です。
「中華屋さん」と銘打っているのにも関わらず、「謎」が付くお店。
謎です。
そしてあの時、かえるは非常に次回更新ネタに困っておりました。

というわけで、行く予定だったお店を急遽変更してもらい行ってきた謎な中華屋さん。
謎な中華屋さんは、本当に不思議でした。


1.店員さんが時々姿を消す。
2.入口メニューと店内メニューがさっぱり違う。
3.日本語通じない。指さしオーダーも半分通じない。多分、英語も通じない。
4.お皿はすごく可愛い。びっくりするほど可愛い。
5.メニューの説明を聞くと、店員さんが店員さんを連れてくるという雪だるま式。
6.久しぶりに、白米があんなに偉大であると再発見した
7.レジが発券機だとは夢にも思わなかった。
8.びっくりした。

文字に起こすとシンプルなのですが、あの不思議っぷりを余すことなく表現しようとすると、
1か月分全てを「不思議中華シリーズ」にしなくてはならないほどの不思議ぷり。

さすがの謎の中華料理屋さんであると、しみじみと感動していたのですが、
最大の謎はそんなものではありませんでした。


それは、オーダーした海鮮卵焼き(鉄板)が出てきたとこの事。

しょっぱいものが欲しくてたまらず決めたメニュー。
さぞかし美味しいだろうと食べてみたところ、海の底の味の見事な具現化に成功していました。

あれです。
トンネルを抜けると、そこは雪国であったと同じレベルで、
エレベーターの扉があいたら、そこは海の底でした。カキが二列に並んでご挨拶していました。
心底びっくりしました。

海鮮卵焼き(鉄板)にも関わらず、キノコが入っていた気もするのですが、
味のインパクトの100%は、カキのエキスで占められています。
確かに海鮮です。そういえば黄色いので卵です。ふわふわでしたが、意識にも残りません。


具体的にたとえるのであれば、カキの塩ゆでの塩部分をうっかり全部入れてしまった挙句
こっそりと蒸し焼きにしたらいけそうな味です。

更に具体的に述べるのであれば、長距離走の最中に欲しい味です。あと、山の中遭難中。

他のエビチリもマーボードーフもカシューナッツの炒め物も美味しい味付けだったのに、
なぜ故あんなにも海の底風味になったのか分からない海鮮卵焼き(鉄板)

「しょっぱいの食べたいなー」と思っていたのがテレパシーで伝わったのかもしれないと、
試合に勝って、勝負に負けた感のある、本当に謎の中華屋さんでした。

好奇心は、カエルすら干物にする勢いです。


みず!
      
 
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