平成25年3月17日。
 
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3月3週。

良い所だけ、考えました。

主に言われることは、「この世は地獄」と「幸せの鳥は家に居る」です。
長い間、この真逆がどうして成立するのだろうか? などとむつむつ考えておりましたが、
今回、ふと思うことがありました。

果たして地獄はどんなところであるのだろうか? です。

地獄に行くためには、今世をちょっと終了しなくてはなりません。
しかし、地獄の間接観察をし終わった後には「思う所」を書かなくてはならないので、
合法的に首を吊ってみました。

端的にいえば「首のけん引」です。

首凝りがあまりにもひどくなり、肩こりどころか手首、指までしびれてくると、
整形外科によっては治療項目に入ることがあります。
長年曲がっていた首が真っ直ぐに伸びていく気持ちよさは、アコーディオンの蛇腹がぴゅーっと
伸びていくかの如く、こんな快感が残っていたのだなぁと幸せでたまりません。
週に1度どころか、2度、3度と吊られたいものです。
気持ちが良い。

合法的に地獄についたら、地獄の見学です。

最近ではわざわざ地獄に行かなくても、テレビで「地獄谷見学」をやっています。
現在の光景から、歴史から、今後の地獄の良く末まで多種多様。
どうやら一大産業である地獄であっても、プレゼンテーションが必要な時代のようです。
なかなか考えさせられるものでした。

見学が済んだら、実食です。

丁度、近くのデパートで「まんじゅうこわい、まんじゅう恐怖の30種類販売展」をやっていまして、
30種類もあったら、それはもう悩むの悩まないのどれから食べていいかと恐怖です。
個人的には、中に何も入っていない「一○香」なるものが食べてみたい。

というわけで行ってきましたが、凄い事でした。
まず、おまんじゅうがいらっしゃらない。売り切れ続出。
どうやら午前中にわーっと買われてしまったとのこと。
おまんじゅうに襲われる予定が、おまんじゅう好きに駆逐されるおまんじゅう。
やはり地獄です。怖いです。おそるおそる買ったおまんじゅうも大変美味しかったです。
おまんじゅうは怖い物です。


などと、今世終了、地獄見学、地獄実食と考えつく物を体験してみたのですが、
現世においての地獄は、割合快適な物が多い気がしてきました。

確かに、地獄の事実一点にのみ集中するとしっかり地獄なのですが、
地獄においてもよろしい物事というのは、あるものなのだなぁと思った地獄めぐりでございました。


美味しい紅茶が主に怖い。
      
 
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