平成25年6月30日。
 
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6月5週。

何事も「対策」は重要です。

年に1つは新しい事をやりましょう! の研究室の伝統の通り、
かえるも、年に1つは新しい事をやっております。

1年に1つぐらいのペースで多方面の資格を取っているので、一から学ぶ時の途方に暮れっぷりや、
だんだんと一から解いていくのが面倒になり、ショーットカットばかりしていく学習過程なんぞを、
しみじみと感じております。

「専門バカにならないように」が目的のはずですが、専門もちゃんとやれないお馬鹿になってきた気がします。
とかく、世の中とは難しいものです。


ということで、年に1つはこつこつと資格やら単位やらをとっているのですが、
その過程において「テスト」というのが存在します。

この、どのくらい分かったか?を測るはずのテストですが、
本当に分かったどうか? と、テストでどう合格点を取るか? というのは、似ているようで大変な違いがあります。

どのくらい分かったか? は、理解範囲の時間的空間的制限がありませんが、
テストにどう受かるか? は、自分がいかに理解しているか?のふりが上手でなくてはなりません。

そのふりを行う上で、やっぱりいくつかクリアしなくてはならない物事があるのです。


1.問題が解ける。

大体の教科書、問題集はこれに目標を絞ったプレゼンテーションや段階別アプローチをしております。
テストですので、問題を解く必要があります。
問題が解けなくてはお話にならないのは確かですが、かえるが切々と申し上げたいのは別の物事です。


2.テスト時間にその場所に座っていられる。

朝が非常に弱いので、「9時からテスト開始」と言われると絶望の淵に立たされます。
家の近くのテストならいざ知らず、大体が1時間ほどかかります。
となると、起きるのは朝5時から6時。
意識朦朧としながら活動を開始し、迷子にならずにテスト会場につかなくてはなりません。
過去何回、起きたらテスト終了だった。 を考えると、かなり切実なテスト対策です。


3.受験番号を間違えない。

ほぼ上記と同じベクトルの対応です。
問題集も、過去問題もラクラク合格点だったのに、さっぱり受からずに首を傾げていたら、
「受験番号が間違っているために不合格」とご連絡をいただいた事がありました。
大変親切な会場でした。とても切ないテストでした。
3回目の会場で、4回目の見直しの際にようやく正しく受験番号をマーク出来ました。


4.脳内BGMをピッチの速い曲にしない。

普段からBGMがかかっている場所で作業をしているため、静かな場所では勝手に脳内BGMがかかります。
大体はバッハ系のまったりとしたピアノ曲なのですが、あわて始めるとだんだんとピッチがあがり、
最後にはぐるぐると刺激の強いCMソングや軍艦マーチあたりがかかります。

たとえば、50分で800文字×2の小論文のテスト。
残り10分で200文字分が出てこない! と言った時には、「アミノ式のCMソング」が鳴り響きました。

ちなみに、計算機持ち込みの統計のテストの時の際、計算機が壊れてあわてた時には、
「天国と地獄」が荘厳に奏でられました。


時間が無くてあわてている時に、更に余裕をなくす脳内BGM。

事前にいくら「問題を解くテスト対策」を行っていても、当日の体調や脳内BGMが激しかったら、
解けるものも解けませんし、自信を失うばかりとなってしまいます。


問題はとける方がいいです。
体調も良い方がそりゃぁいいです。
人間あわてた時に、可及的速やかに冷静さを取り戻す術を身につけておいた方が他の何よりも役に立ちます。


人間は経験で学びます。
試験対策というのは、何よりも冷静さを失わずにどこまで面白くなれるか!?という人生の縮図でもあります。


余裕が無くなるその時に、ビバルディの春なんぞ流せるような余裕を自身で生み出すことが出来たなら、
多分、テストで得られる何かよりも、壮大な何かを得られるような気がするのです。


本日のBGMは「Goldberg variations, BWV 988: Aria」でお送りしました。


壮麗!
      
 
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