平成26年7月6日。
 
Picture
7月1週。

大体、「何か」をやってます。

「年に一つは専門以外にチャレンジしましょう」という、
壮大な年間目標がある場所にいると、とにかくもう、常に皆で何かをやっています。

最初の数年は、ゆるい目標でした。
専門以外にだって、「実はこれもやってみたかった」という事は沢山あります。
お菓子の教室に通ってみたり、ネイルの検定取ってみたり、
専門とは違う、別の研究分野の入門編にも通ってみたりしました。

しかし、数年も経つとあらかた終わってしまうのです。


にも関わらず、相変わらず燦然と輝く「専門以外の事をやりましょう」の年間目標。

それでも、ここ数年までは何とか道を探して歩いておりましたが、
今年に来て、この先には二つの選択肢しか無い事に気がつきました。


1つ目は、自分の苦手な分野に手を出す。
2つ目は、今まで出した分野を深く、専門的に系統立てて学んでいく。


壁でした。


今まで能天気に暮らしている基盤となっていた年間目標が、
いきなり、凄い勢いで手のひらを返してきた状態です。。
すっごくしんどい。これしんどい。大変よろしくありません!!


一匹静かに苦しんでおりましたが、良く考えたら同僚も全員同じ苦しみにあえいでおりました。
どうやら、問題は全員共通のもの。
こうなったら、皆で相談して答えを出した方が楽そうです。


話し合いました。
諦めて、壁と対決する事となりました。


無い知恵絞ってみましたが、回避はもう殆ど無理だったので、
「どうやって対決するか」「毎日をどう過ごすか?」という事だけ、考えてみました。


朝起きてから、夜寝るまで。
睡眠時間を足したとしても、人間1日24時間しか無い事は厳然たる事実です。


それでは、その中で「生きるためにやる事」「社会的にやる事」「個人としてやる事」と、
3つのブロックに分けて、毎日を考えなおしてみる事にしました。


簡潔に説明すると、

「生きるためにやる事」は、
睡眠、食事、お風呂、病院に行くなど、さぼると死に直結する物事。


「社会的にやる事」は、
仕事に行く(通勤時間・資料読み込み時間等)、対人関係等、
さぼると、後々、自分の首を絞める物事。


「個人的にする事」は、
年間目標や読書、趣味等、さぼっても困らないように見えますが、
あんまりさぼると、ある日急に日常生活に影響が出る物事。

と、ざっくり定義してみました。


今回は、これらを一つ一つ必要な時間を割り出しては24時間に上手く入るように、
足したり引いたり、レゴブロックのように組み立ててみたのです。
(参考:生活分析的カウンセリング法の開発に関する研究 松原達哉 2009年)





が、出来ません。
仕事の時間を取れば取るほど、「生きるため」の雑事が隅に追いやられますし、
「生きるため」と、睡眠をとると、別の2つの割合がぎゅうぎゅうと文句を言いだします。

無理が通れば道理が引っ込むと言いますが、このブロックは各自自己主張が激しすぎて、
ちっとも引っこんでくれません。


それでも何とかそぎ落としてはねじりこみ、なんとか形にしてみたのですが、
見れば見るほど、どうも世の中からはだいぶ離れたスケジュールになっておりました。


何と、仕事が2割だけ。


これはまずいと周りを見渡してみたのですが、大体周囲も同じようなスケジュールになってます。
中には、睡眠時間を削ってでも遊びに行っている人もおりました。






今まで長い間、ずーっと疑問に思っていた事がありました。

どうして同僚達は、お昼休みに全力で何か読んでいるのだろうか?
休日にちっとも連絡が取れないのか。
あと、上司が全力で遊びに行って仕事してくれないのか。
そもそも、この年間目標、多分仕事になるんじゃないのか。


全員が自分で決めて、自主的に入っている蟻地獄。
当人的には苦しいとは思うのですが、傍から見ると大変に楽しそうに見えるのだぁと、
真実感じた本日でした。




最近、色々分かってきました。
まる!
      
 
Prev Index Next

Top