マイナスを知った先の世界(その2)。(2002年2月13日より)
 
「まっすぐに突き進む人」・「悩みがない人」は、強い人だという考え方があります。
・・取りあえず、強いと思います。
まっすぐ突き進むというのは、1つの道をしっかり進むという感じがありますし、
悩みがないというのは、現実がとーっても充実しているという感じが
かえるにはして、ちょっとうらやましいなぁーっと思います。
けれども、果たしてそう言う人はとっても強いのでしょうか?

実は、かえるはそんなに強くないと思っています。

自分で言っておいて・・という気もするのですが、
まっすぐ突き進むということは、それ以外の道を知らないと言う事ですし、
悩みがないと言う事は、悩みを知ったときにとっても落ちこむのでは?
と思ってしまうのです。

いつまでも道を見つけられない人や、
常に悩みがある人よりは良いとは思うのですが、
人間どん底になった時にどんな反応をするかで強いか弱いか?と決まると思うのです。

すごく、傷ついた時でも周囲に優しく出来るか?
自分がすごく傷ついた時でも、相手には生活があり、苦しい事や悲しい事があり
それを隠してからから笑っているという事が感情で理解出来るか?

たぶんそれは、どん底を何度も知らなければ分からないつらさだろうし、
どん底を知っても、分からない人は分からないとは思うのです。
ただ、知らずに歩いてきた人よりは知っている人の方が、
悩まずに来た人よりは、人生投げたくなるぐらい悩んだ人のほうが
周りにちょっとだけ、優しくなれると思うのです。

どん底にいるときはとっても辛いですけれど、それから立ち直れれば
その過程はとても大切で、人として強くなる何かをくれる時ではないのかとそう思うのです。
      
 
 

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