お家のことは既に通常運転です。お片付けだけは毎日やってきます。
 
 
 

信用を重ねるということ。

よく響く低い声。
こちらのペースにあわせて、作ってもらえるもの。
そういったものに、物凄くめろめろになっているかえるです。
こんばんは。

「お酒はアルコール分が含まれたものである」 といった考え方から、
「お酒は美味しい生物である。ただし、注意が必要」といった考えに至り、
ようやくお酒が飲めるようになって数年。

おかげさまをもちまして、「どうしても人に言えない愚痴」がたまったら、
マスターのところまで行き、ご迷惑にならない時間帯に言うようになりました。


出かけられるように先に仕事をやっつけ、宿をとり、
体調が悪くならないように準備をし、こっそりといく。


夕方早い時間からやっているので、早めに行って席を陣取るか、
終電の時間より遅く行くと、マスターを独り占めできるのです。


美味しいお酒を飲みながら、
へろりと喋っては行けないような事まで、こっそりとお話してしまいながら、
年に数度は一匹で飲みに行く場所。

そうやって、悲しいのと楽しいのと諦めるのとをごちゃごちゃにしていたところ、
気が付くことがありました。


当たり前ですが、マスターはいつでもマスターです。
声の低さも、独特のテンションも、他のお客さんに対する態度も、
いつ、どんなときに行っても大体同じです。
例外なのは、混んでいるときぐらいです。


どんなことを話しても、愚痴めいたことを言っても、はしゃいでも、幸せに浸っても、
次回行った時には、以前より親しくも疎外感も感じさせないその態度。


ただただ、素敵だなぁと。
そうやって、何を話しても大丈夫だなぁと思わせる事全てが、
バー独特のひんやりとした気持ちよさにつながるのだなぁと思うのです。


知っていてもいわない事を選択すること。
同じ態度を取り続けること。

やっぱり、マスターは素敵なのです。


 
 

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