平成14年6月8日。
 
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心の中に雨を降らせつづけている人を、かえるは知っています。

大好きだといっても、全部受け止めてあげるといっても、
苦しいのならかえるが一緒にいるから、といっても決して笑ってくれなかった
かえるが止められなかった人を、かえるはまだまだ後悔しつづけています。

「気持ち」は誰にも分けられないから。

とその人はずっと人を拒否して、唯一拒否しなくてすみそうだ・・・
という人に向こうに行かれてしまって・・・。

それから笑いもせず、眠りもせず、ずっと悲しいと言っていた人と、この前数年ぶりにお話しました。

連絡をとらなくなってそれからいろいろ会ったけど、幸せになれないの。
とその人は苦笑しながらかえるに話してくれました。

沢山の傷あとと、沢山の無遠慮な視線と、それに耐えられずに消えたいと言う気持ち。

社会生活には復帰出来ないと言っていて、ずっと苦しんでいた彼女は
かえるに何を言いたかったのでしょうか?

傷を付けた結果よりも、傷を付けられた後の対応が悪かったという人は沢山います。
でも、果たしてそうなのでしょうか?


かえるには、何も言えません。
      
 
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