平成14年7月2日。
 
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携帯電話を持ち歩いていたら、「誰の連絡を待っているの?」と真顔で聞かれたかえるです。
どうやら普段携帯を持ち歩かないかえるが、バックにきちんと入れて持ち歩くだけではなく
こまめにチェックすると言う事が、その方の中ではたいそう興味を引かれたらしく、
冒頭の質問に至ったみたいです。

たしかに特定の「誰」という方はいらっしゃいませんが、そう聞かれると確かに
「誰か」からの連絡を待っているのかなぁと思いつつ、携帯電話をみるかえる。
…一応沢山みつめてみたのですが、科学の塊にしかかえるには見えませんでした。

が、携帯だけを見つけていても仕方が無いので、携帯の電源を切って動いてみたのです。
すると、結構視界が増えました。
…暇があると携帯か本を見ている人が、かえるの周囲に沢山居たのです。
何だか携帯や本をもっていないかえるの方がなんだか一人ぼっちな気分です。

視線を下げてみる。本や携帯に没頭している時にはわりと選択が広いと思っていたのに、
視線を上げてみる。周りを見まわしていると、何でそんなに
「自分の内側に視線を向けすぎているのだろうか?」とかえるには思えてしまうのです。

確かに沢山の人が居るところで、一人ぼっちな気分になってしまうと、
「誰か」に連絡をとって、一緒に経験をしてほしくなってしまいます。
一人ぼっちが「とても良いもの」とまだ思えないかえるには、そんな気分は人1倍です。

けれども、「誰かの気持ちと一緒に居たい」という気持ちがあまりにも強すぎてしまうと
一人ぼっちの時に自分を磨くという事が全力でおろそかになってしまいますし、
「誰か」の反応が無いとひたすらカリカリしてしまうという悪循環に叩き込まれる事にも
なってしまう気がします。

なんだかそれは、ただの一人ぼっちでいるよりも淋しいです。
一人ぼっちになってみて、そして一人は淋しいなぁと思えて、
なおかつ他の人と一緒に居られるのは幸せだなーっと思えるようになる方が、
何だかより幸せになりそうです。

なかなか一人は淋しいですが、きっとその瞬間があるからこそ他の方と一緒が幸せなのだと思います。
…ちなみに…、かえるが半泣きで携帯をチェックしつづけていたのは、
仕事先から「もしかしたら今日はお仕事無いかもしれないので、こまめにチェックしてね」
という事を言われたからだと言ったのですが、信じてはもらえませんでした。
が、最近レポート地獄に叩き込まれているかえるにとって、時間はとっても大事なのです。
バイトしないでレポート書きたいのです…。
切実です。
      
 
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