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一度だけ、周りの思惑なんて全部ぶっとばしても良いくらいの恋愛をした事があるの。
泥沼になるくらいなら、その感情も相手の感情も認めないと目をつぶって、耳をふさいで、
誰にも伝えたくないくらい、誰にも気づかれないようにと祈っていたような、
今から思えば幼すぎて、ある意味もっとも残虐性にあふれている恋愛をしたの。
何でこんなんになってしまったのだろう?と思い悩むような、
でも終わるくらいなら、全てを終わらせようと思うような。
眠っても眠っても、眠りだけをただ欲しがり続けるような、
でも、眼を覚ますぐらいなら一生眠ってやると思いつづけるような感情。
それが、ついさっき全部終わってね・・・。
という電話を受けていたかえるです。
旅に出ているので、流石に長い時間電話を受ける事は出来ないのだけど・・・。
という話を伝えた上で、この「一つの人生の区切り」というものを聞いていました。
きっと誰かに伝えて、「そうだねー」という同意が欲しくて、
悪い事をしたと伝えて、「それもまたあり」という言葉が欲しくての声のやり取り。
様々なものが強いと言われている人でも、常に強いわけはないとかえるは思います。
どんなに感情を抑える根性が強くても、抑えなくてはいけない感情が多すぎては
抑えきれなくなりますし、それがその人にとっての弱い・大切なものであればあるほど
普段の「気持ちを抑える根性」というものは弱くなると思います。
そして、そんな時にただ気持ちの側にいて、その人自身というものを肯定して欲しいと願うのは
人の真理だよなぁ・・・とかえるは考えるのです。
辛い時に人にその気持ちを肯定してもらえ、なおかつ、かえるの大事な人が辛いときに
その人の気持ちを肯定できるような人に、かえるはなりたいなぁと思うのです。
ただそう簡単にできる人間関係では無いので、大事な間柄になるまでには
相当の話し合いと、相当の気持ちの交換と、相当の時間が必要ですが・・・。
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