平成15年7月4日。
 
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「ブタとシッタカブッター」という本を使っての授業というものは、
先生が90分間、「ブタが!!ブタが!!」と叫び倒すので、
学生全員苦笑をこらえるしかありませんでした。
そんな授業を笑いながら受けてきたかえるです。
こんばんは。

「悩みや苦しみや切なさや苛立ちは、自分の中から生まれてくる」
と言う言葉があります。

例え、自分にとっては全力をもって心を揺らされる出来事であっても、
他の人にとってはこころを揺らされない出来事かもしれない。

その差というものは、結局のところその出来事に対して、
どのような価値判断を自分で下しているのか?という事から生まれてくる
という、何となく人間哲学のような考え方なのです。

何があっても、それを「幸せ」ととるか「不幸せ」ととるかは自分次第。
ならば、考え方によっては「不幸せ」を「幸せ」にする事も可能では?
と色々考えてみたのですが、かえるにはどうやら上手に考える事が出来ません。

仕方が無いので、ブタのご本をひたすら読んで
「おお、これは不幸」と言うようなものを捜してきました。

「彼女が出来たは良いけど、振られると思うと不幸せ」
「変なこと口走ったかとおもうと、ショックで不幸せ」
「物事を断れなくて、憂鬱になって不幸せ」
「偉くなれないと思うと、ショックで不幸せ」

どれも、実際に身の上に起こると不幸せになれそうな出来事ばかりです。
さすが、不幸慣れしているブタさんのお話だけはあります。
一度にきたら、ショックで行方不明になりそうです。

けれども、彼女に振られるとしても現在はラブラブな訳で、
口走ったかもしれないけれども、まぁ、そしたらそれまでな訳で、
物事を断ったら嫌われる程度の付き合いなら、そのうちなくなる訳で、
偉くなれなくても、幸せになる方法は沢山あるわけで。

と考えると、なんとなく気楽になれそうです。

過去はどんなに悔いても変わりませんし、
他人の行動を変えようと思っても、そう簡単に変わるのであれば
それはとっくに変化しています。

変えられるのは、自分自身と未来だけ。

ならば、とりあえず困った風に自分を追い込んで、
「こまったー」「こまったー」と言う前に、

次はそれをやめておこうと自戒した方がよいのだなぁーっと
思った今日の授業。

月曜日から金曜日まで毎日そんな授業ばかりですが、
ちゃんと出ていると、それなりに収穫がありそうです。

他人の過去を嘆くより、自分の明日を決めてみる。

なんとなく、偉そうで前向きです。
      
 
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