平成15年10月28日。
 
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旅先から帰ってきてからというもの、ひたすら寝込んだり
夢うつつだったり、ほんやりだったりしているかえるです。
今話し掛けられても、不思議な返事しか出来ません。

今回、旅に出ていて、一番びっくりした言葉があります。
気持ち的には、かえるの考えを破壊活動してくれた言葉なのです。

それは、
「後から嫌われたらとっても困る。
 ということで、体当たりして先に嫌われてしまいなさい。」
という言葉でした。

初対面の人。
そして、憧れの意見を持っている人。

そんな人たちと会うとき、かえるは大概沈黙を守ります。

何を喋ったら平気か。
言葉の定義はかえると同じか。
言っちゃいけない言葉は何か。
その他こまごまとしたものが分かるまで、出来るだけかえるからはコンタクトを取らないように、
相手の出方、思考の仕方、反応の仕方というものをじーっと見るようにしているからです。

普段であるなら、こんな「待ち」の態度でも大丈夫なのですが、
これが「かえるが何か疑問に思ったり、連絡を取りたい相手」というのが目の前に居た場合だと、
これ以上なく障害になったりします。
かえるからコンタクトを取るというのが、かえるの行動の中にあんまり無いからです。

そんな事を、とある先生方とお酒を飲みながらお話をしていたところ、
言われたのが、先にある「先に嫌われてしまえ」という言葉でした。

礼を欠かないのはとても大事な事。
一生懸命しても、相手が嫌な顔をするのであれば、それは最初から合わなかったという事。
それが、後から分かって困るぐらいなら、先に分かった方が楽。
人なんて沢山いるから、その人がダメなら次に行きなさい。


そんな、意味が含まれた「先に嫌われる」という言葉。

人生において「その人しかダメ」という事は、実はあんまりないのかもしれないなぁ?
仮にあったとしても、その人に合わせてあわせて…というのは、実は合っていないのかもしれないなぁ…
と思った一言でした。


少しづつでも、「人生への体当たり」してみたいものなのです。

どーん。
      
 
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