平成15年12月23日。
 
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これが欲しくて、これでなければダメなの。
といったものがある意味なくなってきたなぁと思ったかえるです。
こんばんは。

知り合いの子供にプレゼントするぬいぐるみを捜しにデパートに行った時、
それはそれは立派な駄々を捏ねている子供がいました。

「これが欲しいのー」

と駄々を捏ねる子供。
売り物のぬいぐるみを抱きかかえて、ぶんぶん振りまわす子供。
うろたえる親と、なれている店員さん。
腕の中でぐったりしはじめるぬいぐるみと。
引きちぎれるタグ。

…。
これだけぼんやり見ていたら、「うわぁ、立派なクリスマスの戦い」と
思ってしまうのですが、
よくよく考えたら、最近「欲しくて欲しくて仕方が無い」というものを
発見した事がありません。

駄々を捏ねて、それこそ涙ながして大暴れで手に入れた戦利品。
きっと、あの縫ぐるみは、ご飯食べるときも、テレビを見るときも、
眠る時も、一緒に居るのだろうなぁ…と、ちょっと羨ましく思ってしまいました。

欲しいものを手に入れる困難さと、手に入れたときの達成感と満足感。

物に対しての執着が薄れてしまうと、あんまりそういう幸せを感じられないのかなぁ…
と思った今日この頃です。
      
 
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