平成16年3月3日。
 
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具合が悪い時に限って、部屋にある「何でも箱」をひっくり返し、
片端から整理をつけたくなってしまうかえるです。
こんばんは。

数年前の授業のきれっぱし。
貸した本の中にはさんであったコメントカード。
小さな飴がつまったカゴ。

決まった場所がないのだけれども捨てるわけにはいかない物、
というものを入れていく箱を、かえるは部屋のあちこちに置いておく癖があります。
その上、あんまり片付かないと、その箱をそのままクローゼットの中に押し込み、
無かった事にしてしまう…という癖があります。

とても非効率的かつ片付かない癖のですが、時間はないけど机の上で作業したい!!
という時に、ぽいぽい放り込めるのが楽ちんなので、ついついやってしまう「何でも箱」なのです。

とても便利な箱。
けれども、それをそのままにしていると時々「あれもこれもそれもない!」という羽目におちいる為、
箱が一杯になってしまう前に、最低限必要な物の発掘をしておく必要があるのです。


そんな片づけをしていた今日、殆ど使っていないようなリップクリームが出てきました。
きっと「今から急いで机の上を使うのー」と机の上にあったものを片端から箱に入れ、
そのまま忘れ去られたのだなぁと思いつつ、かぽっと蓋を開けて確認。

…。
リップクリームはリップクリームでも、ほんのり桜色をした、
雛あられのピンク色のような色がつく、色付きのリップクリームがそこにありました。

多分、当時のかえるがしょんぼりした時に買った「自分ご褒美」の小さな物。
さりとて、そういうものをつけて外に歩かなかったかえるは、
「買ったはよいけど、いつつけよう」と机の上に飾ったまま、そのままだった物。

…。
そう言えば、始めて買った口紅もどきは、この雛あられのピンクと競争すると負けてしまう、
薄い薄い色の口紅だったのだよなぁ…と片付けながら思った今日。


何でも、はじめてのものというものは、不意に見つけたり思い出したりすると、
どきどきするものみたいなのです。


どきどき。
      
 
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