平成16年4月26日。
 
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仕事がいっぱいいっぱいになってくると集団で我が侭になるため、
少しでも気が弱いと我が侭をかなえるだけで1日終わる所にいるかえるです。
こんばんは。

朝から動いている人は半分だけ。
でも昼になるとお昼寝しに帰ってしまう。
昼から夕方まで動いている人も半分だけ。
朝は絶対に起きてこないらしい。

という、世の中普通の仕事をさせたら秒速で首になる人ばっかりが
動いている場所で、かえるもかちかちと動いているのですが、
最近、「仕事が詰まるととっても我が侭になる」というのが
みんなの流行になってきました。

例を上げると、
「この仕事してあげるから、肩揉んで」と、労働を強いてみたり、
「この仕事終わったら絶対寝る!」と、本当に寝に帰っちゃったり、
「シュークリームくれないともう仕事しない」と、ストを起こしてみたり…
と、我が侭なんだか現実逃避なんだかよく分からない事を、
実行に移すまで延々と言いつづけているのです。

これを一度に全員がやると、確実に色々機能しなくなりますが、
全員がばらばらに言い始めるので、対応に追われる人は結構楽みたいです。

そんな場所。
我が侭を言わない限り、そして無理矢理でも我が侭を通さない限り、
快適に過ごせないと有名な場所。

そんな場所でかえるもかちかちと作業していると、だんだんと
我が侭を言いたくなってきます。

と言う事で、「どんな我が侭だったら、面白いかなぁ」と
一生懸命考えていたのですが。

が。

…が。

『かえるは我が侭言わないで働いたから、このリンゴジュースをあげようー』
「わーい。…駅までわざわざ出たんですね。」
『うん。(満面の笑み)』

『かえるは倒れなかったから、このおやつをあげようー』
「いや、それでおやつってよいのです?」
『じゃぁ、ちゃんと動いているからおやつ。』
「……いただきます。」

実際、とってもお気に入りのリンゴ100%ジュース。
あまりのはまりっぷりに家にジューサーまで装備したのですが、
それでちまちま作るよりも、「買ってきてもらう」というジュースは
同じ味なのに幸せな感覚がたくさんします。

「仕事が詰まると我が侭」
皆が変なことを言いつつも、きちんと仕事をした上での
「ちょっとの労力で叶えられる我が侭」で我が侭を止めているからこそ、
我が侭をかなえても良いという場が保たれているのだなぁ と思った今日この頃。

ここ以上に、「小さな気遣い」であふれている場所はあまり知りませんが、
それ以上にここ以上、「常識が通用しない」場所もかえるはあんまり知りません。

世の中、結構複雑です。
うじゃうじゃ。
      
 
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